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アスベスト(石綿)の定量分析について詳しく解説

岡山にお住まいの皆様こんにちは!

アスベストが建物などで使用されているかどうかの調査方法には「定性分析」と「定量分析」の2種類があります。しかし、この2つはよく似た言葉なので、違いがイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、アスベストの定量分析の必要性や定性分析との違いについて詳しく解説していきます。

アスベストの調査の流れ

建物にアスベストが含まれているかの調査は大きく「事前調査」と「分析調査」の2種類に分けることができます。まず、事前調査では建物の設計図などでアスベスト含有建材が使われているかなどを確認する「書面調査」を行います。しかし、書面調査だけでは当時の担当者の記載漏れや、建設後の補修工事などでアスベスト含有建材が使われた場合の判断ができないため、合わせて実際の現場で確認をする「目視調査」も行う必要があります。

書面調査や目視調査でアスベストが使用されているかどうか分からなかった場合は、その後分析調査を行う必要があります。分析調査では、主に実際の建物の建材を採取して、アスベストが含まれているかを確認する「定性分析」を行うことになります。定性分析を行ってもアスベストの使用が確認できなかった場合は問題ありませんが、もし使用されているとなった場合は、その後の解体工事などで適切な処置をする必要があります。

なお、アスベストの調査結果は地方自治体や労働基準監督署にその後の工事を行う前に報告することが義務付けられています。報告はオンラインで行うことが可能な「石綿事前調査結果報告システム」を使用するのが一般的です。

アスベストの定量分析とは?

先ほど建物などにアスベストが使用されているかの調査の際には「定性分析」をすることをお伝えしました。一方の「定量分析」とは「アスベストが使用されていると判断された検体にどれくらいの量のアスベストが含まれているか」を調査する方法のことを指します。

大前提として、アスベストが含まれている検体に対して分析を行うため、定量分析は定性分析を行なった後に必要に応じて実施することになります。

アスベストの定量分析の必要性

解体工事などを行う際には「アスベストが含まれているかどうか」が重要になり、「どれくらいの量が含まれているか」に関してはあくまで補助的な内容になります。そのため、定量分析の実施は特に義務化はされていません。

ちなみに定量分析を行う際には、下記のようなJIS基準の中から選ぶことになります。

  • JIS A 1481-3
  • JIS A 1481-4
  • JIS A 1481-5

アスベストの定量分析にかかる費用

アスベストの定量分析の費用相場は約3〜6万円程度になります。ただし、定量分析は定性分析を行なった後に実施するケースがほとんどなので、基本的には定量分析の費用だけでなく定性分析の費用もかかってくるという点には注意が必要です。

まとめ

アスベストの「定量分析」はアスベストがどれくらいの量含まれているかを知るために行う分析になります。「定性分析」という似た名前の分析方法もありますが、こちらはそもそもアスベストが含まれているかどうかを調べるために実施されます。

定量分析は実施義務があるわけではないので、必要に応じて実施するかを検討するようにしましょう。

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西日本アスベスト調査センターは岡山で30年以上にわたり、アスベスト調査除去・解体工事業を行なっています。
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Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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