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空き家とアスベストの危険な関係を徹底解説!見過ごせないリスクと正しい対処法

こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。

「親から実家を相続したけど、古い空き家だからアスベストが入っていないか心配…」

「空き家を解体したいけど、アスベスト調査って義務なの?」

「費用が高そうで、何から始めたらいいかわからない」といったお悩みを抱えていませんか?

この記事では、空き家とアスベストに関するあらゆる疑問を解決します。

具体的には、アスベストの危険性から、法律で定められた調査・除去の義務、そして費用や補助金制度まで、空き家を所有する方が知っておくべき情報を網羅的にご紹介します。

この記事を読めば、空き家が抱えるアスベストのリスクを正しく理解し、安心して次のステップへ進むための具体的な方法が分かります。

空き家の売却や解体を検討している方、そして、大切な家族や近隣住民の健康を守りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

空き家におけるアスベスト(石綿)の存在と放置のリスク

空き家になぜアスベスト(石綿)が含まれているのか?

空き家は、その多くが1960年代から1980年代にかけて建てられた建物です。

この時期は、アスベストが安価で耐久性に優れた建材として、日本全国で広く使用されていました。

そのため、現在の空き家には、アスベストが含まれている可能性が非常に高いと言えます。

私の経験上、特に築40年以上の建物では、屋根材、外壁材、断熱材など、目に見えない場所にもアスベストが使われているケースを多く見てきました。

アスベストは、耐久性、耐熱性、防音性に優れているため、以下のような場所で使われてきました。

屋根材:スレート材、セメント瓦など
外壁材:サイディングボード、モルタル吹き付け材など
内装材:天井や壁のボード、床タイル、吹き付け材など
断熱材:ボイラー周りや配管の保温材
その他:煙突、雨どい、接着剤、パテなど

これらの建材は、建築当時は安全なものとされていましたが、経年劣化によって破損したり、解体工事でアスベストが飛散するリスクが問題視されるようになりました。

空き家のアスベスト(石綿)を放置するとどうなる?

所有する空き家にアスベストが含まれているにもかかわらず、放置してしまうと、さまざまなリスクに直面します。このリスクは、所有者だけでなく、近隣住民にも及ぶため、決して軽視できません。

健康被害のリスク:アスベスト繊維は非常に微細で、空気中に飛散すると、吸い込むことで肺の奥深くにまで到達します。

これにより、中皮腫や肺がんといった深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。

特に、長期間放置された空き家は、建物の老朽化が進み、建材が破損しやすくなるため、アスベストが飛散するリスクが高まります。

風雨によってアスベスト建材が劣化し、粉塵となって近隣に拡散してしまう可能性も否定できません。

法的なリスク:2023年の法改正により、解体・改修工事の際にはアスベストの事前調査が義務化されました。

もしアスベスト調査を怠ったり、虚偽の報告をしたりすると、法律違反となり、所有者にも罰金や懲役といった厳しい罰則が科せられます。

空き家を放置しているうちに、近隣からの苦情や行政からの指導が入ることもあり、最終的には法的な責任を問われることになります。

資産価値の下落:アスベストが含まれている建物は、そのままだと売却が困難になります。

買主は、将来的な解体費用や健康リスクを懸念するため、敬遠されがちです。

また、不動産の専門家によると、アスベスト含有が判明した建物の売却価格は、含有していない建物と比較して大幅に下落する傾向にあるそうです。

適切なアスベスト対策を講じなければ、空き家の資産価値はどんどん下がってしまいます。

空き家におけるアスベスト(石綿)調査の義務化と法改正

2023年10月1日施行の法改正で何が変わったのか?

2023年10月1日、アスベスト関連法が大きく改正され、空き家の所有者や解体・改修工事の依頼者にとって、非常に重要な変化がありました。

この改正の最大のポイントは、「アスベスト含有建材調査者」の資格を持つ者による事前調査の義務化です。

資格者による調査の義務化:改正前は、無資格者でも事前調査が可能でしたが、今後は、国が認めた「石綿含有建材調査者」の資格を持つ専門家が、建物内のアスベストの有無を調査することが義務付けられました。

これにより、調査の信頼性が向上し、見落としによる健康被害のリスクが低減します。

全てのレベル3建材も規制対象に:これまで規制の対象外だった、発じん性が比較的低いとされていたレベル3のアスベスト含有建材(例えば、スレート屋根やサイディングボード)も、新たに規制対象となりました。

空き家の解体・改修工事を行う際は、すべてのレベルのアスベスト建材を対象に調査を行う必要があります。

事前調査結果の報告義務:延床面積80㎡以上の解体工事や、請負金額が税込100万円以上の改修工事では、事前にアスベスト調査を行い、その結果を「石綿事前調査結果報告システム」を通じて、労働基準監督署や自治体に報告することが義務化されました。

この報告を怠ると、罰則の対象となります。

空き家のアスベスト(石綿)事前調査の流れ

では、具体的に空き家のアスベスト事前調査はどのような流れで行われるのでしょうか。以下にそのステップを解説します。

専門業者への依頼:まず、信頼できるアスベスト調査の専門業者に相談・依頼します。

依頼する際には、複数の業者から見積もりを取り、実績や費用を比較することが大切です。

書面調査(図面調査):次に、建物の設計図書や竣工図、仕様書などを確認し、アスベスト含有建材が使用されている可能性のある場所を特定します。

この段階で、すでにアスベストの使用が明記されている場合があります。

現地・目視調査:書面調査だけでは判断できない場合、専門家が実際に空き家を訪れて、目視で建材の劣化状況やアスベストの有無を判断します。

屋根裏や床下、壁の中など、空き家の隅々まで丁寧に確認します。

試料採取・分析調査:目視調査でアスベスト含有の疑いがある建材が見つかった場合、専門家がその一部を慎重に採取し、分析機関で分析します。この分析によって、アスベストの有無や種類、含有率が科学的に証明されます。

調査結果の報告:調査が完了すると、専門業者からアスベストの有無や含有場所を記した報告書が提出されます。この報告書に基づいて、空き家の所有者は、法で定められた機関に調査結果を報告する義務があります。

空き家のアスベスト(石綿)除去工事と費用

アスベスト(石綿)除去工事の3つのレベル

アスベストの除去工事は、アスベストの飛散リスクによって、レベル1からレベル3までの3段階に分類されます。このレベルによって、除去費用や工法、期間が大きく異なります。

レベル1(発じん性が高い)

  • 特徴: 吹き付けアスベストなど、アスベストが空中に飛散しやすい状態の建材。
  • 工事内容: 除去作業中は、作業員が密閉された防護服を着用し、作業エリア全体を厳重に養生します。作業中は負圧除じん機を使用して、アスベストの飛散を最小限に抑えます。除去後も専用の清掃機器で徹底的に清掃します。
  • 費用相場: 1㎡あたり約1.5万~8.5万円程度

レベル2(発じん性が比較的高い)

  • 特徴: アスベストを含んだ保温材や断熱材など。
  • 工事内容: レベル1と同様に厳重な養生と飛散防止対策が必要です。建材を湿潤化して飛散を抑えながら、手作業で慎重に取り外していきます。
  • 費用相場: 1㎡あたり約1万~5万円程度

レベル3(発じん性が比較的低い)

  • 特徴: スレート屋根材やビニル床タイル、サイディングボードなど、セメントなどで固められた建材。
  • 工事内容: 飛散リスクは低いものの、建材を破損させないよう慎重な作業が求められます。専用の工具や薬剤を使い、湿潤化しながら手作業で取り外します。
  • 費用相場: 1㎡あたり約0.3万~1万円程度

空き家のアスベスト(石綿)調査・除去費用の目安

空き家のアスベスト対策にかかる費用は、建物の規模やアスベスト含有建材の種類、除去レベルによって大きく変動します。

調査費用:

  • 書面・目視調査: 約2万円~5万円
  • 試料採取・分析: 約3万円~15万円(1検体あたり)

除去費用:

戸建て住宅(30坪2階建て)の例

  • 屋根材(スレート): 約20万円~
  • 外壁材(サイディング): 約30万円~40万円
  • 吹き付け材: 数百万円になることも

これらの費用はあくまで目安であり、建物の劣化状況や作業の難易度によって変動します。

正確な費用を知るためには、必ず専門業者に現地調査を依頼し、詳細な見積もりを取りましょう。

空き家のアスベスト(石綿)対策に使える補助金・助成金

アスベストの調査や除去費用は高額になることがありますが、多くの自治体で補助金や助成金制度を設けています。これらの制度を活用することで、費用負担を大幅に軽減できます。

補助金制度の有無を確認する:まず、お住まいの自治体のホームページや窓口で、アスベストに関する補助金制度があるか確認しましょう。自治体によって、補助の対象や金額、申請条件が異なります。

補助の対象となる工事:多くの場合、アスベストの調査費用と除去費用が補助の対象となります。中には、解体工事全体に対して補助金を出す自治体もあります。

申請条件と必要書類:補助金を申請する際には、建物の築年数や用途、延床面積などに条件が設けられていることがあります。また、申請には建築当時の図面や登記簿の写し、見積書など、複数の書類が必要となります。

「空き家のアスベスト対策に補助金があるなんて知らなかった!」と驚かれる方も多いです。私自身もお客様にご案内する際、この情報がきっかけで、費用面での不安が軽減され、前向きに検討される方が増えた経験があります。ぜひお住まいの自治体の制度を調べてみてください。

空き家のアスベスト(石綿)対策業者選びのポイント

信頼できる業者の見分け方

空き家アスベスト対策は、専門的な知識と技術を要するため、信頼できる業者選びが最も重要です。以下のポイントを参考にしてください。

「石綿含有建材調査者」の資格を持っているか:2023年10月1日の法改正により、アスベスト調査は資格者による実施が義務付けられました。必ず「石綿含有建材調査者」の資格を持つ担当者がいるか確認しましょう。

実績と経験が豊富か:空き家のアスベスト対策は、建物の状態やアスベストの種類によって対応が異なります。豊富な実績を持つ業者は、さまざまなケースに対応でき、安心して任せられます。

適切な見積もりと説明があるか:見積もりの内訳が明確で、調査や工事の内容について丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。安価な見積もりには、後から追加費用が発生するリスクがあるため注意が必要です。

アフターフォローはしっかりしているか:工事完了後の報告や、万が一のアスベスト飛散時の対応など、アフターフォローが充実しているかどうかも確認しましょう。

アスベスト(石綿)のプロに相談するメリット

専門家である私たちに相談することには、費用対効果の面で多くのメリットがあります。

安全性の確保:アスベストは、素人が触れると健康被害のリスクがある非常に危険な物質です。専門家は、適切な防護措置を講じ、安全に調査・除去を行います。

法的なリスクの回避:最新の法改正や手続きに精通しているため、空き家の所有者が知らずに法律違反を犯してしまうリスクを防ぎます。

費用負担の軽減:補助金制度の活用方法や、最適な工事計画を提案することで、空き家所有者の費用負担を軽減します。

スムーズな作業:調査から除去、そして廃棄物処理まで、一貫して専門家が行うことで、作業がスムーズに進みます。

あるお客様は、ご自身で空き家を片付けようとされていた際、天井の建材から粉塵が出てきたため、慌ててご相談に来られました。

詳しく調査した結果、それがアスベスト含有建材だと判明しました。

もしそのまま作業を続けていたら、大変な健康被害に遭っていたかもしれません。

この経験から、私たちのような専門家への相談がいかに重要であるかを改めて痛感しました。

まとめ

空き家の所有者にとって、アスベストは決して無視できない重要な問題です。

しかし、正しい知識と適切な対応さえあれば、アスベストのリスクは十分に管理できます。

  • 空き家にはアスベストが含まれている可能性が高いこと
  • 2023年の法改正により、アスベスト調査が有資格者による義務化されたこと
  • アスベストのレベルによって除去費用が異なること
  • 自治体の補助金制度を活用することで費用負担を軽減できること
  • 安全と法的なリスクを回避するためには、信頼できる専門業者を選ぶべきであること

これらのポイントを理解し、大切な空き家を次の世代へと引き継いでいくために、そしてご自身や近隣住民の健康を守るために、一歩踏み出してください。

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法令遵守はもちろん、安全管理や環境保全の徹底、的確な調査と除去で多くのお客様から信頼をいただいています。
お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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