こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
建物の解体やリフォームを検討されている方で、「もしかして自宅の外壁塗装にアスベスト(石綿)が含まれているのではないか?」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。特に古い建物の場合、アスベスト(石綿)外壁塗装が使用されている可能性は高く、その調査や処理についてどのように進めていけば良いか、多くの疑問を抱えることと思います。
この記事では、アスベスト(石綿)外壁塗装に焦点を当て、その危険性から、法律で定められた事前調査の義務、さらには安全かつ費用を抑えて処理するための具体的な方法、信頼できる業者選びのポイントまで、すべての疑問を解決できるよう詳細に解説します。
この記事を読むと、アスベスト(石綿)外壁塗装のリスクを正確に理解し、2025年以降の法規制に則った適切な対応手順、そして除去にかかる費用相場や補助金制度について把握できます。
この記事は、古い建物の解体やリフォームを検討している方、建物の所有者や管理者の方、アスベスト(石綿)調査や処理の義務について詳しく知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください!
1. アスベスト(石綿)外壁塗装とは?その歴史的背景と危険性
アスベスト(石綿)外壁塗装とは、過去に建物の耐久性や防火性を高める目的で、アスベスト(石綿)繊維を混ぜて作られていた塗料や外装材を指します。アスベスト(石綿)は安価で高性能なため、「魔法の鉱物」と呼ばれ、1970年代から1990年代にかけて、戸建て住宅や集合住宅の外壁塗装材、屋根材、内装材など、多岐にわたる建材に使用されていました。
1.1 アスベスト(石綿)外壁塗装材の種類と特徴
アスベスト(石綿)外壁塗装材は、主に結合材としての役割を担い、セメントや樹脂の中にアスベスト(石綿)が練り込まれていました。これらは、非飛散性の建材、つまり、通常の状態ではアスベスト(石綿)繊維が空気中に飛散しにくいレベル3の建材に分類されることが多いです。
- セメント系外装材(モルタル吹付材):
- 特徴: 塗料にアスベスト(石綿)が添加された吹付材で、意匠性があり、古くから多くの建物で使用されていました。この吹付材が経年劣化や解体・改修工事によって損傷すると、アスベスト(石綿)繊維が飛散する危険性があります。
- 具体的な使用例: 窯業系サイディングボードの基材、リシン吹付、スタッコ吹付など。
- ALCパネル・フレキシブル板:
- 特徴: 軽量で耐火性に優れた外壁材の基材として、アスベスト(石綿)が使用されていました。塗料そのものだけでなく、下地材にも注意が必要です。
1.2 アスベスト(石綿)外壁塗装がもたらす健康リスク
アスベスト(石綿)の危険性は、その極めて細い繊維を吸い込むことによって引き起こされます。アスベスト(石綿)外壁塗装材が古くなり、ひび割れや剥がれが生じたり、あるいは解体・改修工事で切断、破砕されると、空気中にアスベスト(石綿)の粉塵が飛散します。
- 具体例: 私が以前担当した物件では、古い外壁塗装の剥がれが激しい建物があり、施主様がDIYで高圧洗浄を試みたところ、微細な粉塵が舞い上がったという相談を受けました。これはまさにアスベスト(石綿)が飛散するリスクが高い状況です。
- 健康被害: 吸入されたアスベスト(石綿)繊維は肺に留まり、数十年という潜伏期間を経て、肺がん、悪性中皮腫、石綿肺などの重篤な健康被害を引き起こすことが知られています。
2. あなたの建物にアスベスト(石綿)外壁塗装が使われているかを確認する方法
アスベスト(石綿)外壁塗装が使用されているかどうかを正確に確認することは、安全な工事計画を立てるための最初のステップであり、法律上の義務でもあります。
2.1 目視によるアスベスト(石綿)外壁塗装の識別ポイント
アスベスト(石綿)外壁塗装は、見た目だけで100%判断することはできませんが、使用されている可能性が高い建材にはいくつかの共通点があります。
- 建築時期の確認: 1970年代から1990年代に建てられた建物、特に1975年から1990年の間に施工された外壁塗装材は、アスベスト(石綿)含有の可能性が高いです。2006年9月以降に建築された建物であれば、原則としてアスベスト(石綿)は含まれていません。
- メーカーや製品名の特定: 建築当時の設計図書や仕様書、建材のメーカーが発行したカタログなどから、使用されている外壁塗装材の製品名を確認し、アスベスト(石綿)含有リストと照合します。
- 表面の質感: リシン吹付材やスタッコ吹付材など、表面がザラザラした仕上げの外壁塗装材は、過去にアスベスト(石綿)が混入されていた事例が多くあります。
2.2 専門家によるアスベスト(石綿)の事前調査の必要性
目視による判断はあくまで参考情報であり、確実な判断には専門家による事前調査が不可欠です。
- 建築物石綿含有建材調査者による調査: 2022年4月1日の法改正により、一定規模以上の解体・改修工事では、石綿含有建材調査者の資格を持つ者による事前調査が義務付けられました。
- 具体的な調査方法: 調査者は、設計図書などによる書面調査と、実際に建材を目視で確認する現地調査を行います。アスベスト(石綿)外壁塗装の疑いがある場合は、建材の一部を採取し、分析機関で定性分析(アスベスト(石綿)の有無)を行います。
- 実体験風エピソード: 以前、ある工場の外壁塗装の改修工事で、施主様は非アスベスト(石綿)品だと考えていましたが、私たちがサンプリング調査を行った結果、吹き付けられた下層の塗膜から低濃度のアスベスト(石綿)が検出されました。このように、見た目では分からないアスベスト(石綿)が潜んでいるケースは少なくありません。
3. アスベスト(石綿)外壁塗装に関する現行の法規制と罰則
アスベスト(石綿)による健康被害を防止するため、国は大気汚染防止法や石綿障害予防規則に基づき、厳しい規制を設けています。アスベスト(石綿)外壁塗装の解体・改修工事を行う建物所有者や施工業者は、これらの法規制を遵守する義務があります。
3.1 2022年4月からの事前調査の義務化と届出
2022年4月1日から、解体・改修工事におけるアスベスト(石綿)の事前調査が原則すべての工事で義務化されました。特に外壁塗装の塗り替えなど、建材の損傷を伴う可能性のある工事も規制の対象となります。
- 事前調査の義務: 工事の発注者(建物の所有者など)は、石綿含有建材調査者にアスベスト(石綿)の有無について事前調査を行わせる必要があります。
- 届出の義務: 調査結果は、労働基準監督署と地方公共団体(都道府県など)に電子システムを用いて報告する義務があります。この報告は、アスベスト(石綿)含有建材がない場合でも必要です。
- 罰則: 事前調査の未実施や虚偽の報告、規制基準の不遵守には、作業停止命令や30万円以下の罰金など、厳しい罰則が科せられます。アスベスト(石綿)外壁塗装の処理を怠ることは、社会的な信用失墜にもつながります。
3.2 2025年以降の法規制強化と建築物所有者の責任
アスベスト(石綿)対策の規制は、今後も段階的に強化されていきます。特に2025年以降は、建築物所有者の責任が一層重くなります。
- 解体時だけでなく通常時の管理も重要: 法規制は解体・改修工事時だけでなく、建物の通常の使用・管理においても、アスベスト(石綿)外壁塗装の損傷を防ぎ、アスベスト(石綿)の飛散を防止するための適切な措置を求めています。
- 建築物所有者の責任: アスベスト(石綿)の存在を知りながら適切な措置を講じなかった場合、その後の健康被害や環境汚染に関する責任を問われる可能性があります。
4. 【義務化】アスベスト(石綿)外壁塗装の事前調査のすべて
アスベスト(石綿)外壁塗装の事前調査は、安全かつ適法に工事を行うための根幹です。ここでは、その具体的な流れと注意点について解説します。
4.1 アスベスト(石綿)外壁塗装の事前調査の流れ
事前調査は、主に以下のステップで進行します。
- 書面調査: 建築当時の設計図書、修繕履歴、建材メーカーのカタログなどから、アスベスト(石綿)使用の有無を推定します。
- 現地調査(目視): 石綿含有建材調査者が現地を訪問し、外壁塗装材の状況や劣化具合、他のアスベスト(石綿)含有建材の可能性を目視で確認します。
- 試料採取と分析: アスベスト(石綿)外壁塗装の疑いがある場合、作業者が防護措置を講じた上で、外壁塗装の一部を採取します。この試料を登録分析機関に送り、アスベスト(石綿)の有無とその種類(クリソタイル、アモサイト、クロシドライトなど)を特定します。
4.2 調査費用と注意すべきポイント
アスベスト(石綿)外壁塗装の事前調査にかかる費用は、建物の規模や調査範囲、サンプリング箇所数によって大きく異なります。
- 調査費用の相場: 一般的な戸建て住宅の場合、外壁塗装を含めた事前調査(サンプリング分析費込み)で、5万円から15万円程度が目安となります。ただし、塗膜の層が多い場合や広範囲にわたる場合は費用が増加します。
- 調査における注意点:
- 採取箇所の選定: アスベスト(石綿)外壁塗装は建物の部位や塗布された時期によって使用建材が異なる可能性があるため、調査者は様々な箇所から試料を採取する必要があります。
- 調査報告書の作成: 調査結果は、法令で定められた形式に従って報告書にまとめられ、工事現場への備え付けが義務付けられます。
5. アスベスト(石綿)外壁塗装の除去・処理方法とその費用相場
アスベスト(石綿)外壁塗装の処理方法は、建材の飛散性(レベル)や建物の状況によって異なります。外壁塗装材は非飛散性のレベル3建材に分類されることが一般的です。
5.1 レベル3建材の主な処理方法
アスベスト(石綿)外壁塗装(レベル3建材)の処理には、「除去」「封じ込め」「囲い込み」の3つの方法があります。
5.1.1 除去(完全撤去)
- メリット:
- アスベスト(石綿)を完全に建物から取り除くため、将来的なリスクがゼロになります。
- 建物の売却や用途変更などの際にも、アスベスト(石綿)に関する制約を受けることがなくなります。
- 後のリフォーム工事の自由度が大幅に向上します。
- 専門業者が厳重な飛散防止対策のもとで作業を行うため、高い安全性が確保されます。
- デメリット:
- 費用: 3つの方法の中で最も高額になります。
- 工期: 隔離や養生、撤去作業に時間がかかるため、工期が長くなります。
5.1.2 封じ込め(エンカプセレーション)
- メリット:
- 費用: 除去に比べて安価に抑えられます。
- 工期: 工期が短く、建物の使用を停止する期間を最小限にできます。
- デメリット:
- アスベスト(石綿)自体は残るため、将来的な劣化や工事で飛散リスクが再び発生する可能性があります。
- 定期的なメンテナンスや再処理が必要になる場合があります。
5.1.3 囲い込み(シーリング)
- メリット:
- 費用: 3つの方法の中で最も安価に実施できる場合があります。
- 工期: 最も短期間で処理を完了できます。
- デメリット:
- アスベスト(石綿)自体は残るため、封じ込めと同様に長期的なリスクが残ります。
- 囲い込んだ建材(外壁塗装)の劣化や、構造体の変更が必要になった場合、再度処理費用が発生します。
5.2 アスベスト(石綿)外壁塗装の除去費用相場
アスベスト(石綿)外壁塗装の除去費用は、建物の規模やアスベスト(石綿)の含有量、作業環境などによって大きく変動しますが、一般的な相場は以下の通りです。
| 処理方法 | 費用相場(平米あたり) | 備考 |
| 除去(レベル3) | 約1万5千円~3万円程度 | 養生、撤去、処分費用を含む |
| 封じ込め | 約5千円~1万5千円程度 | 特殊な固着剤を使用 |
| 囲い込み | 約1万円~2万円程度 | 新しい建材での覆い費用を含む |
- 総費用の内訳: 除去費用には、アスベスト(石綿)専門の作業費、厳重な養生費、特別管理産業廃棄物としての運搬・処分費などが含まれます。特にアスベスト(石綿)廃棄物の処分費は高額になりがちです。
6. アスベスト(石綿)外壁塗装の除去・処理におけるメリットとデメリット
アスベスト(石綿)外壁塗装の処理方法を選択する際は、費用だけでなく、長期的な建物の価値や安全性を考慮する必要があります。
6.1 アスベスト(石綿)外壁塗装を除去するメリット
アスベスト(石綿)外壁塗装を完全に除去することには、以下の明確なメリットがあります。
- 健康リスクの完全排除: アスベスト(石綿)繊維の飛散源がなくなるため、居住者や近隣住民の中皮腫などの健康リスクをゼロにできます。これは、建物の安全性を保証する最大のメリットです。
- 不動産価値の向上: アスベスト(石綿)の存在は、建物の売却時にマイナス要因となりますが、アスベスト(石綿)を完全に除去することで、その懸念がなくなり、建物の不動産価値が向上します。
- 将来的な法規制への対応: 今後さらにアスベスト(石綿)に関する法規制が厳しくなる可能性がありますが、一度除去してしまえば、将来の追加的な調査や処理の義務から解放されます。
- リフォームの自由度確保: 外壁塗装を剥がすなどのリフォーム工事を計画する際に、アスベスト(石綿)飛散の心配がなく、工法の選択肢が広がります。
6.2 アスベスト(石綿)外壁塗装を除去するデメリット
一方で、アスベスト(石綿)外壁塗装を除去するには、以下のデメリットも伴います。
- 高額な処理費用: 上述の通り、封じ込めや囲い込みに比べて、アスベスト(石綿)の除去・処分にかかる費用は高額になります。特にアスベスト(石綿)を専門に扱う業者の作業費用は高くなります。
- 長期間の工事と生活への影響: 除去作業は、アスベスト(石綿)飛散防止のための厳重な養生と隔離が必要なため、工事期間が長くなり、居住者の生活に一時的に大きな影響が出ます。
- 周辺環境への配慮: 作業時には細心の注意を払いますが、万が一にもアスベスト(石綿)が飛散しないよう、近隣住民への説明や十分な飛散防止対策が求められます。
- 施工業者の選定難易度: アスベスト(石綿)外壁塗装の除去は高度な専門知識と技術が必要なため、実績と信頼のある専門業者を見極める必要があります。
7. アスベスト(石綿)外壁塗装のリスクを避けるための安全対策と健康被害
アスベスト(石綿)外壁塗装は非飛散性のレベル3建材ですが、誤った取り扱いをするとアスベスト(石綿)が飛散し、重大な健康被害を引き起こします。
7.1 絶対にやってはいけないDIY行為
建物の所有者や管理者が、アスベスト(石綿)外壁塗装が使用されている可能性がある外壁に対して、絶対に行ってはいけない行為があります。
- 高圧洗浄: 外壁塗装の表面を高圧洗浄すると、塗膜が剥がれ、内部のアスベスト(石綿)繊維が水とともに飛び散り、大気中に飛散する原因となります。
- 削る・穴を開ける: DIYで外壁塗装に穴を開けたり、削ったりする作業は、アスベスト(石綿)を粉塵化させ、最も危険な形でアスベスト(石綿)繊維を飛散させる行為です。
- 実体験風エピソード: 以前、お客様が自分で外壁塗装にフックを取り付けようと電動ドリルで穴を開けた結果、アスベスト(石綿)建材のレベル3飛散が確認された事案がありました。この場合、周囲へのアスベスト(石綿)飛散防止措置を講じた上で、専門の清掃作業が必要となり、余計な費用が発生しました。
7.2 作業者の健康を守るための対策
アスベスト(石綿)外壁塗装の除去・改修工事を行う作業者に対しては、石綿障害予防規則に基づき、厳格な安全対策が求められます。
- 適切な保護具の着用: アスベスト(石綿)専用の防塵マスク(国家検定合格品)、防護服、手袋などを着用し、アスベスト(石綿)繊維の吸入や付着を徹底的に防ぎます。
- 作業場の隔離と養生: アスベスト(石綿)飛散防止のため、外壁塗装の作業エリア全体をシートで覆い、他の場所と隔離します。これはアスベスト(石綿)の飛散を外部に漏らさないための最も重要な措置です。
- 湿潤化の徹底: 外壁塗装材を切断したり剥がしたりする前に、アスベスト(石綿)飛散防止剤や水で湿らせる(湿潤化)ことで、粉塵の発生を抑制します。
8. 外壁塗装でアスベスト(石綿)が見つかった場合の適切な対応手順
アスベスト(石綿)外壁塗装の事前調査でアスベスト(石綿)が検出された場合、建物の所有者は以下の手順で冷静に対応を進める必要があります。
8.1 調査結果の報告と工事計画の策定
- 結果の確認と報告: 石綿含有建材調査者から受け取った調査報告書を確認し、アスベスト(石綿)の種類と含有レベルを把握します。法令に基づき、労働基準監督署などに遅滞なく報告を行います。
- 専門業者への相談: アスベスト(石綿)の除去・処理に特化した専門業者(西日本アスベスト調査センター(NARC)のような実績豊富な業者)に、調査結果を基に具体的な処理方法と見積もりを依頼します。
- 処理方法の選択: 建物の将来的な用途、予算、工期を考慮し、「除去」「封じ込め」「囲い込み」の中から最適な処理方法を決定します。
8.2 アスベスト(石綿)外壁塗装の除去工事の実行
除去工事を選択した場合、以下の流れで作業が実行されます。
- 届出・行政手続き: 必要な行政への届出(大気汚染防止法など)を専門業者が代行します。
- 作業エリアの隔離(養生): アスベスト(石綿)飛散防止のため、外壁塗装の作業エリア全体を厳重に隔離します。
- 除去作業: 作業者が適切な保護具を着用し、外壁塗装材を慎重に取り剥がします。この際、湿潤化を徹底します。
- 最終確認: 除去後、作業場所のアスベスト(石綿)が完全に除去されたことを確認するため、分析機関による残留の確認分析(サンプリング調査)を行うことも重要です。
- 廃棄物の処理: 除去されたアスベスト(石綿)含有の外壁塗装材は、特別管理産業廃棄物として、法令に基づき厳重に梱包・運搬・処分されます。
9. 信頼できるアスベスト(石綿)外壁塗装の調査・除去業者を選ぶポイント
アスベスト(石綿)外壁塗装の処理は、専門的な知識と高度な技術を要するため、業者選びが最も重要です。
9.1 業者選定で確認すべき3つの重要事項
アスベスト(石綿)外壁塗装の処理を依頼する際には、以下の3点について必ず確認してください。
- 法規制の遵守と実績:
- 確認事項: 関連法規(大気汚染防止法、石綿障害予防規則)を完全に理解し、遵守しているか。特にレベル3建材の外壁塗装処理実績が豊富にあるかを確認します。
- 具体例: 西日本アスベスト調査センター(NARC)は、中四国エリアでのアスベスト(石綿)調査・除去工事において長年の実績があり、最新の法規制に準拠した安全な施工を提供しています。
- 適正な資格の有無:
- 確認事項: アスベスト(石綿)の事前調査を行うための石綿含有建材調査者の資格、および除去作業を行うための作業主任者の資格を持つ技術者が在籍しているか。
- 具体例: 資格を持たない業者は、アスベスト(石綿)の飛散リスクを高めるだけでなく、法規制違反となるため、必ず確認が必要です。
- 明確な費用内訳と見積もり:
- 確認事項: 調査費用、除去費用、廃棄物処分費、行政手続き費など、費用の内訳が明確に提示されているか。一式計上で不明瞭な点がないかを確認します。
- 注意点: 極端に安価な見積もりを提示する業者は、適切な飛散防止対策や廃棄物処理を行っていない可能性があるため注意が必要です。
10. アスベスト(石綿)外壁塗装の除去費用を抑えるための補助金・助成金制度
アスベスト(石綿)外壁塗装の除去費用は高額になることがありますが、国や地方自治体による補助金・助成金制度を利用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。
10.1 国の補助金制度と地方自治体の助成金
- 国の制度: 国の補助金は地方自治体を通じて実施されることが多く、アスベスト(石綿)の事前調査や除去・封じ込め・囲い込み工事に対して費用の一部が助成されます。
- 地方自治体の助成金: 多くの地方自治体(岡山、広島、山口など)では、独自のアスベスト(石綿)対策助成金制度を設けています。助成の対象は主に調査費用や除去費用ですが、外壁塗装材などのレベル3建材も対象に含まれる場合があります。
10.2 補助金・助成金を活用する際のポイント
- 事前確認と申請時期: 助成金制度は予算に限りがあるため、工事を計画する前に、お住まいの自治体の担当窓口に制度の有無、対象範囲、申請時期を必ず確認してください。
- 補助対象となる条件: アスベスト(石綿)外壁塗装の除去工事が、解体工事やリフォーム工事の一部である場合、助成の対象外となる場合があるため、申請条件を細かくチェックする必要があります。
- 専門業者への相談: 西日本アスベスト調査センター(NARC)のような専門業者は、補助金や助成金の申請手続きについても熟知しているため、活用方法について相談に乗ってもらうことが、費用負担を軽減する賢い方法です。
まとめ
本記事では、アスベスト(石綿)外壁塗装に関する包括的な情報として、その危険性、法規制、事前調査の義務、そして安全な除去・処理方法と費用、補助金の活用について詳細に解説しました。
アスベスト(石綿)外壁塗装は、建物の所有者や管理者にとって、見過ごすことのできない重要な課題です。
特に2022年4月以降、事前調査や報告が義務化され、適切な対応を怠ると罰則が科せられるリスクもあります。
建物の安全と、ご自身の健康、そして法規制遵守のためにも、まずは信頼できる石綿含有建材調査者による事前調査を実施することが、最善の行動です。
調査結果に基づき、「除去」「封じ込め」「囲い込み」の中から、建物の状況と予算に合った最適な処理方法を選択してください。
中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・川が・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター(NARC)の記事を参考にしてくださいね!
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