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外壁に潜むアスベストの特徴と注意点|除去手順と費用相場・補助金活用法

外壁に潜むアスベストについて解説します。

こんにちは。西日本全域でアスベスト調査・除去を手がけている西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。

古い住宅やビルの外壁には、かつて耐火性や強度を高める目的でアスベスト(石綿)が使用されていたことがあります。しかし、見た目だけでアスベストの有無を判断することは困難で、放置すると健康被害や法的リスクが生じる可能性があります。

この記事では、外壁や下地調整剤に潜むアスベストの特徴、除去作業の流れ、費用相場や補助金制度までを詳しく解説します。安心して工事を進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

外壁に潜むアスベストの危険性

古い建物の外壁材には、窯業系サイディング波型スレートなどスレート系外壁が多く使用されていました。これらは耐火性・断熱性に優れた建材として昭和〜平成初期まで全国で採用されましたが、劣化やひび割れによりアスベスト繊維が飛散するリスクがあります。築30年以上の住宅では、外壁リフォームや解体時に石綿調査者による専門調査が必須です。

下地調整剤と外壁材に含まれるアスベストの特徴

下地調整剤に潜むアスベスト

外壁塗装の下地を平滑にする下地調整剤(モルタル下地や吹き付けタイル)には、昭和40年代〜平成初期にかけてアスベストを含む製品が多数施工されました。

見た目の特徴としては

  • 表面がざらついた質感で、砂粒状や細かい凹凸がある
  • 吹き付けタイルでは小さな粒が固まったような模様
  • モルタル下地では灰白色で均一に仕上げられた層

などが見られる場合があります。

しかし、これらの外観だけではアスベストの有無を正確に判断することは不可能です。施工年代や建物図面の確認に加え、石綿調査者によるサンプリングと専門分析が必要です。

外壁材に含まれるアスベスト

窯業系サイディング・波型スレートなどのスレート外壁は、耐火性・断熱性の高さから広く普及しました。

代表的な見た目の特徴

  • 波型スレートは波状の凹凸を持つ灰色または黒色の板
  • 古い窯業系サイディングはセメント系特有の淡いグレーやベージュの平板

これらは経年劣化や風雨により繊維が剥がれ落ち、飛散する危険があります。ただし、同じ外観でもアスベストを含まない製品も存在するため、専門家によるサンプリングと電子報告を伴う事前調査で初めて安全性が確認可能です。

これらの材料は過去に多用されてきたため、築年数が30年以上経過している建物では、外壁リフォームや解体の際にアスベスト含有の可能性を常に念頭に置くことが重要です。

アスベスト除去工事の流れと湿潤化作業の重要ポイント

事前調査と届出

2022年4月施行の改正大気汚染防止法により、全国で解体・改修工事の前にアスベスト事前調査が義務化されました。有資格者(石綿調査者)がサンプリングと分析を実施し、結果を国の専用システムに電子報告します。これによって行政への届出が完了し、法的に適正な除去作業を実施する準備が整います。

湿潤化作業

除去工事では、粉じんの飛散を防ぐために「湿潤化」が必須です。下地調整剤は粒子が細かく飛散しやすいため、霧状の水を吹き付けてしっかりと湿らせます。外壁材の場合も同様に、除去する面を均一に湿らせることで、作業中に発生する微細なアスベスト繊維の拡散を最小限に抑えます。湿潤化は除去作業の前だけでなく、作業中も継続的に行うことがポイントです。

除去工事の手順

  1. 養生シート設置:作業エリアを完全に覆い、負圧集じん装置を稼働して粉じん漏れを防止。
  2. 手作業による剥離:作業員が保護具を着用し、外壁材・下地調整剤を丁寧に剥がします。
  3. 袋詰め・封緘:剥がした建材は厚手の専用袋に二重封緘して飛散を防止。
  4. 産業廃棄物処理:封緘した廃材は許可を持つ産業廃棄物処理業者が搬出し、マニフェスト管理票で運搬から最終処分まで全工程を記録。

この一連の流れを遵守することで、法令を守りながら安全に除去を完了できます。湿潤化を徹底し、調査から最終処分まで一貫して管理することが、周囲の住民や作業員の健康を守るために不可欠です。

【費用相場と補助金】外壁材アスベスト除去費用の内訳と安く抑える3つのコツ

外壁材アスベスト除去費用の内訳

全国平均の費用目安

外壁材や下地調整剤に含まれるアスベストの除去には、複数の工程があり、それぞれに費用がかかります。おおよその全国平均は次の通りです。

  • 事前調査費用1検体あたり 約3万〜5万円
    アスベスト調査者によるサンプリング・分析費用を含みます。建物の規模や採取箇所の数によって変動。
  • 養生・除去作業費1㎡あたり3,000円〜8,000円
    養生シート設置、負圧集じん装置の稼働、作業員の防護具などを含む費用です。外壁面積が広い場合は総額が高くなります。
  • 廃棄物処分費1㎡あたり1,000円〜3,000円
    専用袋による二重封緘、許可を持つ産業廃棄物処理業者による運搬・最終処分の費用です。
  • 付帯費用:安全管理や保険料などが別途数万円かかるケースがあります。

 

外壁の面積や劣化状況、下地調整剤の状態により追加費用が発生する場合があります。例えば30坪程度の住宅で50万〜150万円前後が一般的な目安です。

中四国で活用できる補助金・助成制度

岡山県・倉敷市をはじめ中四国(広島・山口・香川・愛媛など)の各自治体では、アスベスト除去費用を一部補助する制度を設けています。条件を満たせば数十万円規模の補助を受けられる場合もあります。

  • 補助金は年度ごとに予算枠が限られ、申請期限もあるため早めの情報収集が重要。
  • 具体的な条件や必要書類は自治体の環境課や建築指導課へ確認しましょう。

費用を安く抑える3つのコツ

  1. 複数業者から相見積もりを取る
    同規模・同条件でも業者間で価格差があります。2〜3社から見積もりを取り比較することで適正価格を把握できます。
  2. 解体工事と同時に発注する
    解体工事とアスベスト除去を同じ業者に一括依頼すると、重機回送や養生費用をまとめて削減可能です。
  3. 自治体の補助金を早めに申請
    補助金は年度末に枠が埋まるケースもあるため、早期申請で自己負担額を大幅に軽減できます。

よくある質問(FAQ)

Q1:外壁にアスベストは自分で判断できますか?

A1:外観だけで正確に判断することは不可能です。施工年代や外観では限界があるため、有資格者によるサンプリングと専門分析が必要です。

Q2:アスベスト除去工事にかかる総費用の幅はどれくらいですか?

A2:建物の大きさや外壁の面積、下地調整剤の劣化状況によりますが、30坪程度の住宅で50万円〜150万円前後が一般的です。高所作業や足場設置が必要な場合は追加費用が発生します。

Q3:アスベスト調査から除去までどのくらいかかりますか?

A3:事前調査から報告書作成まで通常1〜2週間、除去工事自体は数日〜1週間程度が目安です。余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

Q4:近隣への粉じん・騒音対策は?

A4:養生シート設置や負圧集じん装置稼働で粉じんを抑え、作業時間帯の調整で騒音を最小限にします。

まとめ|アスベスト調査・除去はNARCへ安心してご依頼ください

外壁や下地調整剤に含まれるアスベストは、放置すれば健康被害や法的リスクにつながります。専門業者による事前調査・湿潤化・適正除去を行うことで、家族や近隣住民の安全を確保できます。費用相場や補助金の情報を早めに把握し、信頼できる業者へ相談することが安心への第一歩です。

西日本アスベスト調査センター(NARC)は中四国全域(兵庫含む)で対応!アスベスト調査・除去までワンストップでサポートします。多数の実績を持つ西日本アスベスト調査センター(NARC)なら、個人様・法人案件にも柔軟に対応できますので、安心してご相談ください。

厚生労働省「アスベスト(石綿)情報」のページはこちら

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法令遵守はもちろん、安全管理や環境保全の徹底、的確な調査と除去で多くのお客様から信頼をいただいています。
お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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