こんにちは！中四国でアスベスト（石綿）調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター（NARC）のブログ担当です。

「自宅のスレート屋根にアスベストが含まれているのでは？」と不安に感じて検索された方も多いと思います。

特に築20年以上の建物に住んでいる方にとって、スレート屋根に関するアスベスト問題は無視できないテーマです。

この記事では、スレート屋根とアスベストの関係、見分け方、放置によるリスク、適切な対策方法、対応業者の選び方までを詳しく解説します。

読むことで、アスベスト（石綿）スレート屋根の基礎知識から対応まで一通り把握でき、安心して行動に移せるようになります。

築年数の経った家に住んでいる方、屋根のリフォームや解体を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください！

スレート屋根とは？アスベストとの関係を解説

スレート屋根とは、セメントと繊維を原料にした板状の屋根材で、住宅や倉庫、工場などに広く使われてきました。

特に1970〜1990年代にかけては、施工性やコスト面のメリットから急速に普及しました。

スレート屋根にアスベストが使われた理由とは？

過去には、スレート材の耐久性や防火性を高める目的で、アスベスト（石綿）が混入されていました。

アスベストには耐熱性・耐摩耗性・断熱性に優れる特性があり、建材としては非常に優秀だったのです。

そのため、昭和50年ごろ（1975年）から平成初期にかけて使われたスレート屋根には、アスベストが含まれている可能性が高いと言われています。

アスベスト（石綿）入りスレート屋根の見分け方とは？

スレート屋根にアスベストが含まれているかどうかを見た目で判断するのは非常に困難です。

製造年から判断する方法

2004年以前に製造されたスレート材は、アスベストを含んでいる可能性があります。

特に1990年代以前に建てられた住宅・施設の場合、アスベスト含有率は非常に高く注意が必要です。

製品名・メーカー表示の確認

スレート材に型番やメーカーが記載されていれば、メーカーの資料やリストからアスベストの有無を確認できます。

ただし、雨風で消えていることも多いため、確認できないケースも少なくありません。

専門業者による分析調査

最も確実なのは、有資格者による現地調査と試料分析です。

石綿含有建材調査者や分析機関による検査で、確実な判断が可能になります。

費用は1〜3万円程度が目安ですが、安心・安全のためには不可欠な工程です。

アスベスト含有スレート屋根を放置するとどうなる？

「屋根にアスベストがあるだけなら問題ない」と考えるのは危険です。

経年劣化による飛散リスク

スレート屋根は風雨や紫外線により徐々に劣化していきます。

劣化が進むと、アスベストが繊維状になって空気中に飛散するリスクが高まります。

特に屋根材のひび割れや欠損が見られる場合は要注意です。

健康被害のリスク

アスベストを吸い込むことで、肺がん・中皮腫・アスベスト肺といった深刻な健康被害を引き起こす恐れがあります。

発症までに10〜40年の潜伏期間があるため、発見されたときには手遅れになることもあります。

周囲への悪影響やトラブル

近隣住民に飛散した場合、健康被害だけでなく損害賠償や近隣トラブルに発展する可能性もあります。

「知らなかった」では済まされない事態になる前に、早めの対処が求められます。

スレート屋根のアスベスト対策と適切な対応方法

スレート屋根のアスベストは「調査→処理」の順で正しく対応することが重要です。

調査〜除去の一般的な流れ

現地調査で対象屋根材の確認

サンプリング（屋根材の一部を採取

専門機関での分析（偏光顕微鏡など）

含有が確認された場合は、計画を立てて除去作業へ

除去・張替え時の注意点

アスベスト除去工事は「石綿作業主任者」の管理のもと、湿潤化や飛散防止措置を講じた上で行います。

処理後は産業廃棄物として法令に基づいて適切に処分する必要があり、一般のリフォーム業者には対応できません。

スレート屋根のアスベスト問題に対応できる業者の選び方

安心・安全な対応には、業者の選定が非常に重要です。

有資格者が在籍しているか

「石綿作業主任者」「建築物石綿含有建材調査者」など、アスベスト関連の資格を持った技術者が在籍しているか確認しましょう。

資格がない業者に依頼すると、法律違反や健康被害につながる恐れがあります。

地域対応・実績があるか

中四国エリアで対応可能な地元密着型の業者は、迅速に対応できる点で安心感があります。

ホームページや施工事例で実績や口コミをチェックし、信頼できる会社を選びましょう。

まとめ

スレート屋根にアスベスト（石綿）が含まれている可能性は、築年数の古い住宅では非常に高く、放置することで健康被害や近隣トラブルのリスクもあります。

見分けるには専門的な知識と調査が必要であり、安全な除去には法令遵守が不可欠です。

まずは信頼できる専門業者に相談し、正確な調査を受けることが重要です。

中四国エリア【兵庫含む】（岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知）でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター（NARC）の記事を参考にしてくださいね！

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