こんにちは!
中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
アスベスト(石綿)に関する健康被害の一つである「石綿肺」は、長年のアスベスト曝露によって引き起こされる深刻な病気です。
この記事では、石綿肺の原因や症状、診断方法、治療法について詳しく解説します。
この記事を読むことで、石綿肺のリスクや予防策について理解が深まり、適切な対策を講じるための知識が得られます。
アスベストに関する正しい情報を知りたい方や、解体工事や建設業に従事している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
石綿肺とは?原因・症状・診断・治療法
石綿肺とは?
石綿肺(アスベスト肺)は、アスベストを長期間吸い込むことで肺に炎症が生じ、線維化(硬くなること)が進む病気です。
アスベスト繊維が肺の奥深くまで入り込み、除去されにくいため、数十年後に症状が現れることが特徴です。
石綿肺の原因
アスベストの長期吸入 | 特に建設業、解体業、製造業でアスベスト粉塵を長時間吸い込んだ人が発症しやすい。 |
職業環境 | 防塵マスクを使用せずに作業することでリスクが増加。 |
家庭内暴露 | 家族がアスベストに触れる仕事をしている場合、衣服などを通じて家族が吸い込むこともある。 |
石綿肺の症状と診断方法
石綿肺の主な症状
初期症状 | 軽度の息切れ、慢性的な咳 |
進行症状 | 息切れの悪化、胸の痛み、指先の変形(ばち指) |
末期症状 | 重度の呼吸困難、肺の硬化による酸素不足 |
診断方法
胸部X線・CTスキャン | 肺の線維化の進行度を確認 |
肺機能検査 | 呼吸機能の低下を測定 |
石綿曝露の職歴調査 | 過去の職業履歴からリスク評価 |
石綿肺の原因と発症リスク
発症リスクが高い職業
建設業(特に古い建物の解体) |
造船業 |
ボイラー技術者 |
アスベストを扱う工場作業員 |
石綿肺の潜伏期間
石綿肺の発症までには 約10~40年 かかることがあり、過去の曝露が原因で中高年になってから発症するケースが多いです。
石綿肺の治療方法
石綿肺の治療法
現在、石綿肺を完全に治す方法はありませんが、症状の進行を遅らせることは可能です。
酸素療法 | 呼吸困難を緩和するために酸素を供給。 |
薬物療法 | 炎症を抑える薬を使用 |
リハビリテーション | 呼吸機能を維持するための運動療法 |
石綿肺の予防と対策
石綿肺を防ぐための対策
アスベスト除去工事を専門業者に依頼 |
防塵マスク(P3規格)を着用 |
アスベストを含む建材を無許可で削らない・壊さない |
作業後は衣服の洗濯・シャワーを徹底 |
石綿肺の労災認定・補償制度
石綿肺の労災認定
石綿肺は厚生労働省によって労災認定される病気です。以下の要件を満たすと労災補償の対象となります。
石綿を含む作業に従事していたことが証明される |
診断書で石綿肺と確認される |
補償制度の種類
労災保険給付 | 医療費・休業補償の支給。 |
石綿健康被害救済制度 | 労災に該当しない場合でも救済措置が受けられる。 |
まとめ
石綿肺は、長期間アスベストを吸い込むことで引き起こされる病気です。
発症すると根本的な治療法がないため、 予防と早期発見 が何よりも重要です。
アスベストを含む建材を取り扱う際は、防塵マスクの着用や専門業者による調査・除去を徹底しましょう。
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