こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
築年数が経った自宅に住んでいる方の中には、「うちってアスベストが使われてるの?」と不安になることがあるかもしれません。
特にリフォームや解体を検討している場合、アスベストが見つかると追加費用が発生することもあるため、事前の確認はとても重要です。
この記事では、「アスベスト 自宅」に関する基本情報から、見分け方・対応方法・費用・業者選びのポイントまで、わかりやすく解説していきます。
このコラムを読むことで、自宅にアスベストが使われているかどうかの判断基準や、万が一見つかった際の適切な対応方法がわかるようになります。
特に「築30年以上の住宅にお住まいの方」「リフォーム・解体を検討している方」は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベストとは?
アスベストとは、天然に存在する繊維状の鉱物で、耐熱性・耐摩耗性・断熱性に優れており、かつては建材や断熱材として多くの住宅に使用されていました。
特に1970年代から1990年代にかけては、住宅の屋根材・外壁材・天井材・床材・配管の保温材など、幅広い場所に使用されていました。
しかしアスベストは、微細な繊維が空気中に飛散し、長期間吸い続けると肺がんや中皮腫などの重篤な病気を引き起こす可能性があるため、現在では製造・使用ともに法律で厳しく規制されています。
自宅にアスベストが使われている可能性は?
アスベストが使用されているかどうかは、自宅の築年数と使われている建材によってある程度推測できます。
特に1980年代以前に建てられた住宅では、使用されている可能性が高くなります。
アスベストが使用されていた主な箇所
以下のような部位は特に注意が必要です
- 屋根材(スレート板など)
- 外壁材(押出成形セメント板など)
- 天井材(石膏ボード、パーライト板)
- 浴室やトイレの壁・天井(ケイ酸カルシウム板)
- 煙突やダクト周辺の断熱材
目視だけでアスベストの有無を確認するのは難しく、専門の調査が必要です。
アスベストが見つかったときの対応方法
アスベストが自宅に使われていると判明した場合、飛散のリスクを防ぐために正しい対処が求められます。
特に劣化している部分やリフォーム・解体を予定している場合は、専門業者による除去や封じ込め作業が必要です。
対応の流れ
1. 専門業者による現地調査・分析(約3〜5万円)
2. 結果報告と施工内容の説明
3. 封じ込め・囲い込み・完全除去などの処理方法を選択
4. アスベスト除去・処理工事(内容により約20万〜100万円以上)
行政への届け出が必要なケースもあるため、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
アスベスト除去・解体にかかる費用と助成金
アスベストの処理にはそれなりの費用がかかります。
除去費用の目安
吹付けアスベスト除去:1㎡あたり約15,000〜30,000円
スレート屋根や外壁材除去:1㎡あたり約5,000〜10,000円
封じ込め処理:1㎡あたり約3,000〜6,000円
なお、アスベストを含む建材の解体工事では、通常の解体よりも30〜50%ほど費用が上乗せされることがあります。
自治体の助成金制度
多くの自治体では、アスベスト除去に対して助成金制度を設けています。
例として、広島市では上限30万円、岡山市では上限20万円など、条件を満たせば補助が受けられる可能性があります。
申請時期や書類提出のルールは各市町村で異なるため、必ず事前に確認しましょう。
アスベスト対応の専門業者の選び方と注意点
アスベストの調査・除去を依頼する際は、専門資格と実績を持つ業者を選ぶことが不可欠です。
確認すべきポイント
– 「特別管理産業廃棄物管理責任者」や「建築物石綿含有建材調査者」などの資格保有 – アスベスト除去の施工実績
– 作業中の安全対策(養生、負圧除じん装置の使用)
– 許可業者であること(廃棄物処理法に基づく)
– 見積書の内訳が明確であること 悪質な業者は、アスベストを不法投棄したり、処理費用を過大請求するケースもあるため注意が必要です。
アスベストのある自宅を売却・リフォームする場合の注意点
アスベストを含む住宅を売却またはリフォームする際には、いくつかの法的・実務的な注意点があります。
売却時の義務
アスベストの有無が判明している場合、不動産取引においては「重要事項説明」に記載しなければなりません。記載を怠ると、後から損害賠償請求の対象になる可能性があります。
リフォーム時の事前調査
リフォーム工事では、壁や天井を剥がす前にアスベストの有無を確認することが法律で義務づけられています。事前調査を怠ると、作業員の健康被害や工事の中断につながる恐れがあります。
まとめ
アスベストは、古い住宅に多く使われていた建材であり、健康被害や法的トラブルを引き起こすリスクがあります。
特に築30年以上の自宅にお住まいの方や、これから解体・リフォームを考えている方は、まず調査から始めることが大切です。
アスベストの見分け方、対応方法、費用や助成制度、そして専門業者の選び方まで、正しい知識を持って、安全・安心な住環境を守っていきましょう。
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