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石綿除去の「レベル1」と「レベル3」の違いを徹底比較・費用と工期もわかる完全ガイド 

こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。

建物の解体やリフォームを検討されている皆さまの中には、「アスベスト(石綿)の除去が必要になったけど、レベル1やレベル3といった分類は何が違うのだろうか」「費用や工期がどのくらい変わるのか」といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。アスベストは人体に有害な物質であるため、その種類と危険度を正しく理解し、法律に基づいた適切な対策を講じる必要があります。

この記事では、最も飛散性の高い「レベル1の石綿(アスベスト)」と、比較的飛散性が低い「レベル3の石綿(アスベスト)」の明確な違いを、建材の種類、除去方法、費用、そして届け出の観点から徹底的に比較し、皆さまの疑問や悩みを解決することを目指します。

この記事を読むと、アスベスト除去工事のレベル分類の基礎知識から、レベル1とレベル3の具体的な建材と除去作業の違い、さらには工期や費用の目安まで、解体工事購入検討層の皆さまが知っておくべき重要な情報がすべて分かります。特に「アスベスト含有建材が見つかり、これから解体工事を進める方」や「複数の業者から見積もりを取り、除去レベルの違いで迷っている方」はぜひ最後まで読んでみてください!

アスベスト(石綿)除去におけるレベル分類とは?レベル1・レベル2・レベル3の違いを総整理

アスベスト(石綿)は、その繊維が空気中に飛散する発じん性(飛散性)の高さによって、レベル1、レベル2、レベル3の3段階に分類されています。このレベル分類が、除去工事の厳重さ、費用、工期、そして必要な届け出のすべてを決定づける非常に重要な基準となります。

アスベストの繊維は非常に細かく、吸い込むと肺の病気を引き起こす危険性があります。そのため、飛散性が高い、つまり空気中に飛び散りやすいアスベストほど、より厳重な対策が必要とされます。発じん性の高低は、アスベストがどのように建物に使用されているか、つまり建材の固さや密度によって決まります。レベル1が最も危険度が高く、レベル3に近づくほど危険度は低くなりますが、レベル3であっても適切に処理しなければ健康被害を招く可能性があるため、注意が必要です。

アスベストのレベル発じん性(飛散性)の度合い主な建材の例必要な隔離の厳重さ
レベル1著しく高い吹付け石綿、吹付けロックウール厳重な隔離(二重の隔離、負圧除じん装置)が必要
レベル2高い石綿含有保温材、耐火被覆材、断熱材隔離と飛散防止措置が必要
レベル3比較的低いスレート、ビニル床タイル、窯業系サイディング原則湿潤化、破損防止。特定粉じん作業実施届出は不要だが事前調査報告は必要

このレベル分類を正確に把握することが、安全で法令を遵守した解体工事を行うための最初のステップです。

最も危険度が高い「レベル1」の石綿(アスベスト)とは?特徴と除去方法の違い

レベル1の石綿(アスベスト)は、「発じん性が著しく高い」と定義され、アスベスト含有建材の中で最も危険度が高いとされています。その最大の特徴は、柔らかくてもろいいため、少しの振動や風でも繊維が空気中に大量に飛散してしまう点にあります。

レベル1に分類される建材の多くは、昭和中期から後期にかけて、鉄骨の耐火被覆や断熱・吸音材として使用されてきました。これらの建材の除去には、作業員だけでなく、近隣住民の健康を守るために、極めて厳重な飛散防止対策が義務付けられています。この厳重な対策が、後述するレベル3との費用や工期の大きな違いを生み出す要因です。

レベル1に該当するアスベスト(石綿)建材の種類と危険性の違い

レベル1に該当するアスベスト建材は、主に吹付け材です。

  • 吹付け石綿(吹付けアスベスト)
  • 石綿含有吹付けロックウール(乾式・半乾式)
  • 石綿含有吹付けバーミキュライト
  • 石綿含有吹付けパーライト

これらの建材は、アスベストの含有率が非常に高く、密度が低い(スカスカしている)ことが特徴です。そのため、振動や解体時の衝撃により、アスベスト繊維が瞬時に大量に空気中に放出され、広範囲にわたって汚染を引き起こす著しい危険性があります。私たちが以前担当した工場解体現場でも、レベル1の吹付け材が天井裏に広範囲に使用されていることが判明し、通常の解体作業を始める前に、建物を完全に密閉し、負圧を維持しながら慎重に除去作業を行う必要がありました。

レベル1の石綿(アスベスト)除去工事で求められる厳重な措置の違い

レベル1の石綿(アスベスト)除去工事では、他のレベルと比べて格段に厳重な措置が求められます。

  1. 作業場所の完全隔離(二重隔離):作業空間全体を気密性の高いシートで二重に覆い、外部との接触を完全に遮断しなければなりません。これは、万が一内側の隔離が破れても、外部への飛散を防ぐためです。
  2. 負圧除じん装置の設置:作業空間内の気圧を外部よりも低く保つ負圧状態を作り出す装置を設置します。これにより、隔離空間の隙間から空気が外に漏れるのを防ぎ、アスベストの飛散を最小限に抑えます。
  3. 作業員の特別装備:作業員は、高濃度の粉じんに対応できる保護衣と全面形プレッシャデマンド形マスクなどの呼吸用保護具を着用します。作業終了後も、専用のシャワー室(前室・シャワー室・更衣室)でアスベストを除去してから退出cなければなりません。
  4. 湿潤化の徹底:除去対象の吹付け材に、専用の薬剤で十分な水分を含ませる(湿潤化)作業を徹底し、粉じんの発生を抑制します。

レベル1の除去工事は、この厳重な隔離・負圧管理が必要なため、工期が長期化し、除去費用も高額になるという違いがあります。

比較的危険度が低い「レベル3」の石綿(アスベスト)とは?特徴と除去方法の違い

レベル3の石綿(アスベスト)は、「発じん性が比較的低い」と定義され、非飛散性のアスベスト含有建材がこれに分類されます。レベル1と比較すると危険度は低いものの、解体や切断、破砕といった作業によって建材が破損すると、内部の石綿繊維が飛散する危険性があるため、適切な対策を講じることが義務付けられています。

レベル3建材は、主に硬い板状の建材であり、私たちの生活空間に身近な場所で広く使われてきました。建材が硬いため、通常の状態では石綿繊維が飛散することはほとんどありませんが、解体工事で建材を割ったり、砕いたりする行為は厳しく制限されます。

レベル3に該当するアスベスト(石綿)建材の種類と具体例の違い

レベル3に該当するアスベスト建材は、主に固く成形された建材(成形板等)です。

  • 屋根材:住宅屋根用化粧スレート(コロニアルなど)、スレート波板
  • 外壁材:窯業系サイディング、押出成形セメント板
  • 内装材:ビニル床タイル、けい酸カルシウム板第1種、ロックウール吸音天井板
  • その他:石綿セメント管、パッキン

これらの建材は、アスベストがセメントや樹脂などで固く結合されているため、非飛散性とされています。アスベスト含有建材の約9割をレベル3建材が占めると言われており、一般的な家屋の解体工事では高頻度で確認されます。

西日本アスベスト調査センター(NARC)が調査した戸建て住宅でも、屋根のスレート材や内装の床タイルからアスベストが検出されるケースが非常に多く、これらはレベル3として分類されます。

レベル3の石綿(アスベスト)除去工事における作業レベルの違い

レベル3の石綿(アスベスト)除去工事では、レベル1のような厳重な隔離は原則として不要ですが、飛散防止のための作業レベルが定められています。

  1. 原則:原形のまま取り外す:建材を割ったり、砕いたりせずに、ビスやボルトを緩めてそのままの形jで丁寧に取り外すことが基本です。この作業は、アスベスト繊維の飛散を最小限に抑える最も重要な措置です。
  2. 湿潤化の実施:建材を取り外す前に、表面に水や固化剤を噴霧して湿らせる(湿潤化)作業を行います。これにより、万が一建材が破損した場合の粉じんの飛散を抑制します。
  3. 作業場所の区画と養生:作業場所を区画し、建材の運搬経路を養生シートで保護します。
  4. 呼吸用保護具:作業員は、粉じん濃度に対応した半面形または全面形防じんマスクなどを着用します。レベル1のような複合式エアラインマスクは通常不要です。

レベル3の除去作業は、隔離が不要な分、レベル1と比較して工期が短縮され、費用も抑えられるという明確な違いがあります。

アスベスト(石綿)除去のレベル1・レベル3の違いを徹底比較:飛散性、作業時間、費用の違い

石綿(アスベスト)除去工事のレベル1とレベル3では、飛散性の違いが工事全体に大きな影響を与えます。この違いを理解することが、適切な業者選定と予算計画を立てるうえで欠かせません。

比較項目レベル1 (飛散性:著しく高い)レベル3 (飛散性:比較的低い)
主な建材吹付け石綿、吹付けロックウールスレート、ビニル床タイル、窯業系サイディング
作業場所の隔離必須(二重隔離、負圧除じん装置の設置)原則不要(作業場所の区画は必要)
作業方法湿潤化後、手作業で掻き落とし、完全に除去湿潤化後、原形のまま取り外し
工事期間長期化しやすい(隔離・負圧管理に時間を要す)短期で済む場合が多い
費用相場(1㎡あたり)高額(約15,000円~85,000円程度)比較的安価(約3,000円~10,000円程度)

アスベスト(石綿)の飛散性の違いが除去作業に与える影響

レベル1の石綿(アスベスト)は、飛散性が著しく高いため、作業中に繊維が少しでも漏れると、建物全体や周辺環境を汚染する重大なリスクがあります。

  • メリット:飛散防止対策を徹底することで、作業の安全性が極めて高くなります。厳重な隔離と負圧管理により、作業員や近隣住民の健康を守ることができます。
  • デメリット:厳重な隔離設備の設置と解体後の撤去、24時間体制の負圧管理、作業員の高い防護レベルなどが必要となるため、作業効率が低下し、結果的に工期が長期化します。工期の長期化は、人件費や機材レンタル費の増加に直結します。
  • 具体的数字:レベル1の除去工事では、準備と片付けに全体の工期の約半分を要することもあります。例えば、除去作業が5日間でも、準備と隔離でさらに5日間が必要となり、合計10日間となることがあります。

レベル3の石綿(アスベスト)は、飛散性が比較的低いため、原形のまま丁寧に取り外すことができれば、大規模な隔離は不要です。

  • メリット:大掛かりな隔離や負圧除じん装置が不要なため、作業効率が非常に高いです。工期も短縮でき、工事全体にかかる費用を抑えることができます。
  • デメリット:原形を保てずに破損させてしまうと、石綿繊維が飛散し、レベル1に準じた対応が必要になるリスクがあります。そのため、作業員には丁寧な手作業が求められます。

レベル1とレベル3の石綿(アスベスト)除去にかかる工期と費用の違い

レベル1とレベル3では、工期と除去費用に大きな違いが現れます。これは、前述した作業の厳重さの違いが直接影響するためです。

  • レベル1の費用と工期:
    • 費用相場:1㎡あたり15,000円~85,000円程度と高額になります。これは、高性能な機材(負圧除じん装置など)のレンタル費、厳重な廃棄物処理費、そして長期化する人件費が要因です。
    • 工期:30坪程度の一般的な建物の一部にレベル1建材がある場合、除去作業だけで1週間から2週間程度を要することがあります。隔離の設置・撤去を含めるとさらに時間がかかります。
  • レベル3の費用と工期:
    • 費用相場:1㎡あたり3,000円~10,000円程度と比較的手頃です。隔離設備や特殊な機材が不要なこと、産業廃棄物としての処理費用がレベル1より安価なことが主な理由です。
    • 工期:一般的な住宅の屋根や床のレベル3建材であれば、建材の量にもよりますが、除去作業は数日程度で完了することが多く、解体工事全体のスケジュールに大きな影響を与えにくいです。

この費用の違いは、解体工事全体の予算を大きく左右します。アスベスト含有建材が見つかった場合は、まずレベル判定を確実に行い、費用と工期を正確に見積もることが重要です。

レベル1・レベル3の石綿(アスベスト)除去工事で必要な届け出と規制の違い

アスベスト(石綿)除去工事は、法令に基づいた届け出と作業計画の作成が義務付けられています。この点においても、レベル1とレベル3では大きな違いがあります。

比較項目レベル1レベル3
特定粉じん排出等作業実施届出書必要(大気汚染防止法に基づく)原則不要(条例により必要な場合あり)
事前調査結果報告書必要(石綿障害予防規則・大気汚染防止法に基づく)必要
作業計画の作成必要(厳重なばく露防止対策を記載)必要(飛散防止措置を記載)
規制の厳しさ極めて厳しい(厳重な隔離・負圧管理を要求)比較的緩やか(原形取り外しと湿潤化を要求)

石綿(アスベスト)除去工事における法令遵守の重要性の違い

レベル1とレベル3では、必要な届け出の有無に違いがありますが、法令遵守の重要性はどちらのレベルでも変わりません。

  • レベル1の届け出の重要性:レベル1の工事で必要な特定粉じん排出等作業実施届出書は、作業開始の14日前までに自治体へ提出しなければなりません。この届け出は、近隣住民への周知徹底と、自治体による厳格な指導・監督を可能にするために極めて重要です。この届け出を怠ったり、虚偽の内容を記載したりした場合、罰則の対象となります。
  • レベル3の届け出と作業計画:レベル3の工事では、特定粉じん排出等作業実施届出書は原則不要ですが、事前調査結果報告書は、一定規模以上の解体・改修工事で必ず提出が必要です(2022年4月1日施行)。また、作業計画の作成も義務化されており、飛散防止のための具体的な手順を明確にしなければなりません。レベル3だからといって安易に考えず、法令に基づいた適切な処理を行うことが、業者としての信頼性を高めることにつながります。

西日本アスベスト調査センター(NARC)では、レベル1・レベル3にかかわらず、法令に基づいたすべての届け出を迅速かつ正確に代行し、お客様の不安を解消しています。

アスベスト(石綿)除去工事の計画段階で知っておくべきレベルの違いと留意点

解体工事を始めるにあたり、最も重要なのは、建物にアスベストが使用されているか、そしてどのレベルに該当するかを正確に把握することです。この事前の情報が、工事の成否と費用、工期を決定します。

事前調査で石綿(アスベスト)除去レベルを特定する手順の違い

アスベスト除去レベルの特定は、資格を持った専門家による事前調査が必須です。

  1. 現地調査と目視確認:まず、建物の設計図書を確認し、アスベストが使用されている可能性が高い箇所(吹付け材、保温材、スレートなど)を特定します。現地では、専門家が該当建材を目視で確認し、その状態や破損の有無を記録します。
  2. サンプリングと分析:目視でアスベストの疑いがある建材から、環境に配慮しつつごく少量の試料(サンプル)を採取します。このサンプリングの手順は、レベル1の吹付け材であれば厳重な飛散防止措置を講じて行われますが、レベル3の成形板であれば建材を破損させないよう慎重に行うという違いがあります。
  3. 専門機関による分析:採取されたサンプルは、登録分析機関で分析され、アスベストの有無と種類が特定されます。この結果に基づいて、最終的なレベル分類(レベル1、2、3、非含有)が確定します。

レベル1の吹付け材は、その危険性からサンプリング自体にも厳重な管理が求められます。レベル3の建材も、破損させると飛散リスクがあるため、サンプリングは資格を持った経験豊富な調査員が行う必要があります。

【実体験】レベル1の石綿(アスベスト)除去工事で直面した課題と安全対策の違い

私たちが以前、ある大規模な商業ビルの改修工事で直面した事例をご紹介します。事前調査で天井裏に広範囲のレベル1の吹付け石綿が検出されました。

この時、最も大きな課題となったのは負圧の維持でした。

  • 課題:建物が非常に古く、壁や床に多数の隙間やひび割れがあったため、隔離空間の気密性を保つことが極めて困難でした。負圧除じん装置を稼働させても、外からの空気が流入し、設定した負圧(-10Pa以上)を維持できない状態が続きました。
  • 対策:私たちは、隔離シートの二重化に加え、全てのひび割れや隙間を専用のシーリング材や発泡ウレタンで徹底的に塞ぐ作業を追加しました。この作業に通常よりも数日多く費やしましたが、最終的に負圧を安定して維持することができました。
  • 結果:この徹底した対策により、作業後の空気中濃度測定では、アスベスト繊維が検出限界以下であることが確認されました。この経験から、レベル1工事においては、隔離の厳重さと負圧の安定維持が、何よりも優先されるべき安全対策であることを改めて痛感しました。

レベル1の工事は、費用が高い、工期が長いといったマイナス面がありますが、それは命を守るための厳重な措置に直結しています。この安全対策の違いこそが、レベル1とレベル3の最も大きな違いであり、解体工事購入検討層の皆さまにもご理解いただきたい重要な点です。

石綿(アスベスト)除去におけるレベル1・レベル3の違いが、業者選びにどう影響するのか?

アスベスト除去工事を依頼する際、レベル1とレベル3の違いは、業者の技術力と実績を判断する重要な指標となります。

  • レベル1の除去工事を依頼する場合:
    • 求められる専門性:負圧除じん装置の設置・維持管理、厳重な隔離措置、作業員の特殊な防護装備など、高度な専門知識と技術が必要です。
    • 業者選びのポイント:過去にレベル1の吹付け材除去工事の明確な実績があり、環境省や労働基準監督署への届出実績が豊富な業者を選ぶ必要があります。実績が少ない業者は、法令違反や飛散事故のリスクを高める可能性があります。
  • レベル3の除去工事を依頼する場合:
    • 求められる専門性:建材を破損させずに原形のまま丁寧に取り外す技術と、適切な湿潤化・廃棄物処理の知識が求められます。
    • 業者選びのポイント:レベル3建材(スレート、Pタイル等)の取り扱い実績が多く、事前調査結果報告書の提出を確実に代行してくれる業者を選ぶと安心です。レベル1ほど大規模な設備は不要ですが、丁寧な作業ができるかどうかが重要です。

どちらのレベルにおいても、アスベスト調査分析の資格やアスベスト作業主任者の資格を保有し、法令を熟知した信頼できる業者を選ぶことが、安全で円滑な工事を実現する最大の鍵です。

アスベスト(石綿)除去のレベルに応じた適切な処分方法の違い

アスベスト含有建材は、その飛散性の違いによって廃棄物としての処分方法も厳しく定められています。

  • レベル1・レベル2の廃棄物:
    • 種類:特別管理産業廃棄物に分類されます。
    • 処分方法:飛散性が高いため、除去した建材は薬液で固形化するか、二重のプラスチック袋に入れ、特別管理産業廃棄物として、許可を得た中間処理施設や最終処分場で処理されます。この処理には、厳重な管理体制が必要なため、処分費用が非常に高額になる違いがあります。
  • レベル3の廃棄物:
    • 種類:産業廃棄物(石綿含有産業廃棄物)に分類されます。
    • 処分方法:原則、原形のまま飛散しないように梱包し、許可を得た処分場で埋め立て処分されます。レベル1に比べて規制が緩やかで、処分費用も比較的安価ですが、他の廃棄物と混合しないよう厳重に分別することが義務付けられています。

不法投棄は法令で厳しく罰せられるため、レベルにかかわらず、マニフェスト(産業廃棄物管理票)に基づき、適正に処理されることを必ず確認する必要があります。

石綿(アスベスト)除去のレベル1・レベル3の違いを理解し、安全かつ適正な工事を実現しよう

アスベスト(石綿)除去工事におけるレベル1とレベル3の違いは、単に危険度の違いではなく、建材の特性、除去方法、費用、工期、そして法令上の規制のすべてに影響を与える重要な基準です。

レベル1の吹付け材は、その著しい飛散性から、厳重な二重隔離と負圧管理が必要となり、費用も高額になります。一方、レベル3の成形板等 は、比較的飛散性が低いいため、原形のまま丁寧に取り外すことが求められ、費用と工期は抑えられるという違いがあります。

建物の解体や改修を検討されている皆さまは、まずアスベスト事前調査を適切に行い、建材のレベル分類を正確に特定することが、安全かつ法令を遵守した工事を実現するための第一歩です。レベルの違いを理解し、不安を解消したうえで、信頼できる専門業者に依頼することが、皆さまの健康と財産を守る最善の方法です。

まとめ

この記事では、アスベスト(石綿)除去工事の鍵となる「レベル1」と「レベル3」の明確な違いについて、建材の種類から費用、工期、必要な法令措置に至るまでを詳しく解説しました。最も危険なレベル1は吹付け材であり、高額な費用と厳重な対策が必須です。一方で、比較的飛散性の低いレベル3は成形板等であり、原形での丁寧な取り外しが求められ、費用と工期は抑えられるという違いがあります。安全な工事のためには、このレベル分類を正しく理解し、専門知識を持った業者を選ぶことが不可欠です。

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Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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