こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
「古い家をリフォームしたいけれど、アスベストが心配……」というお声をよく耳にします。
築年数の経過した住宅では、アスベスト(石綿)が建材に使われている可能性があり、リフォーム時に注意しないと健康被害や追加費用のリスクが伴います。
この記事では、アスベストの基礎知識、リフォームに際しての調査方法、見つかった場合の対応策、信頼できる業者選びのポイントまで、具体的に解説します。
アスベストに不安を抱える方が、安心してリフォームを進められるようになる情報をお届けしますので、築30年以上の住宅にお住まいの方や、リフォーム検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベスト(石綿)とは
アスベスト(石綿)とは、耐火性や断熱性に優れた天然鉱物繊維で、かつて多くの建材に使用されていました。 しかし、繊維が空気中に飛散し、それを吸い込むことで肺がんや中皮腫などの重篤な健康被害を引き起こすことがわかり、2006年に全面禁止されました。
建物に使用された時期は1970年代から1990年代が中心で、その時期に建てられた住宅にはアスベストが含まれている可能性があります。
そのため、リフォーム前にアスベストの有無を確認することが、非常に重要です。
リフォームでなぜ注意が必要なのか
リフォーム工事では、天井や壁、床などを壊したり、削ったりする作業が発生します。
アスベストが含まれた建材を破壊すると、目に見えない繊維が飛散し、作業者だけでなく家族の健康にも被害が及ぶ危険があります。
実際に、調査を行わず工事を始めてしまい、飛散後に慌てて除去工事を依頼したというご相談もありました。 このような事態を防ぐためにも、リフォーム前の事前調査と対策は欠かせません。
アスベスト(石綿)が使われている可能性がある場所
アスベストは、さまざまな場所に使われている可能性があります。
目に見える部分だけでなく、内部の建材にも含まれているケースがあります。
天井材・壁材・床材
住宅の内装では、吸音板やけい酸カルシウム板、ビニル床タイルなどにアスベストが含まれていることがあります。 特に水回りの床材やトイレの壁面は要注意です。
外壁・屋根・軒裏
スレート屋根や押出成形セメント板など、屋外の建材もアスベスト含有の可能性があります。 経年劣化した外壁材は飛散リスクが高く、リフォーム時にトラブルとなりやすい部分です。
煙突・断熱材・ダクト周辺
暖房設備や煙突の断熱材などにもアスベストが使われていた事例があります。 断熱材の劣化は気付きにくいため、専門的な調査が重要です。
リフォーム前にやるべきアスベスト調査とその流れ
リフォームを安全に行うためには、必ず専門業者によるアスベスト調査を実施しましょう。
建築図面と築年数から判断
最初に建物の築年数や設計図面を確認し、アスベストが使われている可能性のある部材を洗い出します。 目安として、1980年以前に建てられた建物は特に注意が必要です。
現地調査と検体採取
続いて、専門業者が現地で建材の一部を採取し、顕微鏡分析によってアスベストの有無を確認します。 調査費用は5万〜10万円程度が相場です。
調査結果に基づく工事計画の見直し
アスベストが含まれている場合は、リフォーム工事の前に適切な除去作業を計画に組み込む必要があります。 未対応のまま施工を始めることは、法令違反にもつながります。
アスベストを含む場合のリフォーム注意点と対応策
アスベストが検出された場合は、専門業者による法令に沿った処理が求められます。
石綿除去は許可を持つ専門業者のみ
除去作業は、「特別管理産業廃棄物収集運搬業」などの資格を持つ業者にしか認められていません。 作業中は飛散防止措置として、負圧処理や養生、作業員の防護服着用が義務付けられます。
除去費用とスケジュールの影響
アスベスト除去には通常10万円~50万円の費用がかかります。 また、調査から除去完了まで1~2週間程度かかるため、事前に余裕ある工程管理が必要です。
アスベスト問題に強いリフォーム業者の選び方
アスベスト対応に強いリフォーム業者を選ぶことが、安全な工事を進めるための重要なポイントです。
アスベスト関連の資格・許可の有無
「建築物石綿含有建材調査者」や「石綿作業主任者」などの資格を持つ技術者がいる業者を選びましょう。 許可がない業者に依頼すると、違法工事や後のトラブルに発展する恐れがあります。
過去の施工実績と口コミを確認
実際にアスベスト対応をした実績や、お客様の声を掲載している業者は信頼性が高い傾向があります。 ホームページやGoogle口コミなどもチェックしましょう。
まとめ
アスベスト(石綿)は、見た目では判断しにくく、リフォーム時に最も注意すべき建材のひとつです。
リフォーム前には必ずアスベスト調査を実施し、専門業者による安全な対応を行うことで、家族の健康を守ることができます。
また、信頼できるリフォーム業者の選定も、アスベスト対策において欠かせない要素です。
快適で安全な住まいづくりのために、事前の確認と正しい対応を心がけましょう。
中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・川が・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター(NARC)の記事を参考にしてくださいね!
西日本アスベスト調査センター(NARC)では、中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でスピード対応のアスベスト調査を皆様に提供しています!!
アスベストのお困りは我々にお任せください!
【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討されている方はこちらから