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スベスト(石綿) 分析について 費用、期間、検査方法について解説

こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。

近年、建物の解体や改修工事を計画されている方々の間で、「アスベスト(石綿)分析」に関する関心と不安が非常に高まっています。

特に2022年4月からの法改正や2025年の分析義務化の動きを受け、「何から手を付けて良いかわからない」「費用はどれくらいかかるのか」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

この記事では、建物を安全に解体・改修するために欠かせないアスベスト(石綿)分析について、アスベスト(石綿)の専門家である西日本アスベスト調査センター(NARC)が、その目的、具体的な手順、種類、費用、そして結果が出た後の対応までを、完全網羅して解説します。

アスベスト(石綿)分析の全体像を把握し、安全かつ法令を遵守した工事を進めるための知識が手に入ります。

この記事を読むと、アスベスト(石綿)分析の費用相場や期間、業者選びのポイントが明確になり、自信を持って次のステップに進むことができます。

建物の解体や改修を検討しており、アスベスト(石綿)への対策を確実に行いたい方はぜひ最後まで読んでみてください!

アスベスト(石綿)分析とは?その目的と重要性を知る

アスベスト(石綿)分析とは、建物の解体や改修工事を行う前に、使用されている建材に人体に有害なアスベスト(石綿)が含まれているかどうかを科学的に調べるための工程です。

アスベスト(石綿)は、過去にその耐久性や耐火性から多くの建築物に使用されてきましたが、飛散した繊維を吸入することで、中皮腫や肺がんといった重篤な健康被害を引き起こすことが判明しています。

そのため、工事中にアスベスト(石綿)を飛散させないための事前対策が、事業者に厳しく求められています。

アスベスト(石綿)分析の主な目的は、石綿含有建材を特定することです。特定された石綿含有建材に対しては、労働安全衛生法や大気汚染防止法などに基づき、適切なアスベスト(石綿)除去作業計画を策定し、作業員や周辺住民の安全を確保しながら工事を進める必要があります。この分析を怠り、アスベスト(石綿)が飛散した場合、重大な罰則が科せられるだけでなく、何よりも人々の健康を危険に晒すことになります。したがって、アスベスト(石綿)分析は、解体・改修プロジェクトにおける最重要かつ最初のステップと言えるのです。

アスベスト(石綿)分析が義務化されている背景と法規制

アスベスト(石綿)の事前調査と分析の法的な位置づけ

現在、床面積の合計が80平方メートル以上の建物の解体・改修工事を行う際には、全ての建築物に対してアスベスト(石綿)の事前調査が義務化されています。この事前調査において、設計図書等による調査や目視による調査だけでは石綿含有建材であるかどうかが判断できない場合に、その建材を採取し、アスベスト(石綿)分析を行うことが法律で義務付けられています。特に、特定建築材料に該当するかどうかの判断は、専門的なアスベスト(石綿)分析結果に依存します。

2025年に向けて強化されるアスベスト(石綿)分析の義務

大気汚染防止法や石綿障害予防規則の改正により、2022年4月からは、アスベスト(石綿)の事前調査結果を行政機関に報告する義務が拡大され、さらに2025年には、一定の要件を満たす建築物石綿分析調査者による分析が原則義務付けられるなど、規制は年々強化されています。この規制強化は、アスベスト(石綿)による健康被害を根絶し、解体や改修工事における安全管理を徹底することが背景にあります。この法的な義務を遵守するためにも、正確で信頼性の高いアスベスト(石綿)分析が不可欠となります。法令に違反し、適切なアスベスト(石綿)分析や除去を行わなかった場合、罰金などの罰則が適用されるリスクがあるため、事業者は十分に注意する必要があります。

アスベスト(石綿)分析の具体的な流れと手順を解説

アスベスト(石綿)分析は、専門的な知識と技術を要するプロセスであり、一般的に以下の手順で進められます。

  1. 事前調査(設計図書・目視調査):まず、建物の設計図書を確認し、過去の石綿含有建材の使用履歴を調べます。次に、現場を目視で調査し、アスベスト(石綿)の使用が疑われる建材を特定します。
  2. 試料のサンプリング(採取):目視で特定された石綿含有建材の疑いがある部分から、専門知識を持ったアスベスト調査者が適切な手法で試料を採取します。このサンプリングの工程で、アスベスト(石綿)の飛散を防ぐための厳重な措置がとられます。採取された試料は、外部からの汚染を防ぐため、密閉容器に保管されます。
  3. アスベスト(石綿)分析:採取された試料は、JIS A 1481などで定められた公定分析法に従って、専門の分析機関に送られます。ここで、偏光顕微鏡法などの手法を用いて、アスベスト(石綿)の有無や種類、含有率を調べます。
  4. 結果報告:アスベスト(石綿)分析の結果は、石綿含有建材の有無、アスベスト(石綿)の種類(クリソタイル、アモサイトなど)、含有率などが明記された報告書として依頼者に提出されます。この報告書に基づき、次の除去計画が策定されます。

アスベスト(石綿)分析の「定性分析」と「定量分析」

アスベスト(石綿)分析には、主に「定性分析」と「定量分析」の2種類があり、それぞれ目的と得られる情報が異なります。

定性分析のメリットとデメリット

定性分析は、試料にアスベスト(石綿)が含まれているか否か(Yes/No)を判断する分析手法です。偏光顕微鏡を用いた分析が一般的で、短期間で結果を得られ、費用も比較的安価であるというメリットがあります。

  • 定性分析のメリットとデメリット
    • メリット:費用が比較的安く抑えられ、分析にかかる期間が短い傾向があります。迅速に石綿含有建材の有無を把握できるため、緊急性の高い解体・改修工事の初期判断に適しています。
    • デメリット:アスベスト(石綿)の含有率が0.1重量パーセント未満の場合、「不検出」となるリスクがあります。微量のアスベスト(石綿)の存在を見逃す可能性があるため、より詳細な情報が必要な場合には不向きです。

定量分析のメリットとデメリット

定量分析は、アスベスト(石綿)が含まれている場合に、その含有率が具体的に何パーセントであるかを測定する分析手法です。X線回折分析などの高度な分析機器が使用されます。

  • 定量分析のメリットとデメリット
    • メリット:アスベスト(石綿)の含有率を正確な数字で把握できます。含有率が0.1重量パーセントを超えるかどうかの法令判断の根拠となるため、最も信頼性の高い分析結果が得られます。
    • デメリット:定性分析に比べて費用が高く、分析に要する期間も長くなります。分析機関の設備や技術力が必要となるため、分析を行う機関が限定される場合があります。

一般的には、まず定性分析を行い、アスベスト(石綿)が検出された場合に、法的な除去義務の有無を判断するために定量分析に進むという流れが効率的です。

アスベスト(石綿)分析に必要な費用相場と内訳

アスベスト(石綿)分析の費用は、分析の種類、サンプリングの数、分析機関によって大きく異なりますが、一般的な相場と内訳を知っておくことは重要です。

  • 定性分析の費用相場:1検体あたり約20,000円~40,000円程度が目安です。
  • 定量分析の費用相場:1検体あたり約50,000円~80,000円程度が目安です。
  • サンプリング(試料採取)費用:別途、現場への出張費やサンプリング作業費として、数万円~数十万円が加算されます。

アスベスト(石綿)分析の費用を構成する主な内訳は、分析の技術料、試薬や消耗品費、分析機器の維持費、そして分析者の人件費です。複数の検体を同時に依頼することで、1検体あたりの費用が割安になる分析機関も多くあります。また、自治体によっては、個人のアスベスト(石綿)分析に対して補助金や助成金制度を設けている場合があります。これらの制度を積極的に活用することで、費用の負担を軽減できる可能性があります。

アスベスト(石綿)分析の期間と結果が出るまでの日数

アスベスト(石綿)分析の期間は、分析の種類と分析機関の混雑状況によって変動します。迅速な解体・改修工事の計画のためには、期間の把握は不可欠です。

  • 定性分析の場合:試料が分析機関に到着してから、結果が出るまでに通常5営業日~10営業日程度かかります。
  • 定量分析の場合:定性分析よりも期間が長く、10営業日~2週間程度かかる場合があります。

アスベスト(石綿)分析の期間は、分析機関が保有する分析機器の数や、同時に受け付けている検体の量に左右されます。特に、法改正直後や年度末など、解体・改修工事が増える時期は、分析の依頼が集中し、期間が延びる傾向にあります。急ぎでアスベスト(石綿)分析の結果が必要な場合は、追加費用を支払うことで特急分析サービスを提供している分析機関もありますので、依頼時に期間と費用を確認することが重要です。西日本アスベスト調査センター(NARC)では、お客様の工期に合わせて、可能な限り迅速な対応を心がけています。

アスベスト(石綿)分析の結果が出た後の対応方法

アスベスト(石綿)分析の結果が出た後の対応は、「アスベスト(石綿)が検出された場合」と「不検出だった場合」で大きく異なります。

アスベスト(石綿)が検出された場合

分析の結果、アスベスト(石綿)が0.1重量パーセントを超えて検出された場合、その建材は石綿含有建材(特定建築材料等)として法的な規制対象となります。

  • 対応策:解体・改修工事を行う前に、石綿障害予防規則に基づき、アスベスト(石綿)除去の専門工事業者を選定し、隔離養生や負圧管理などの厳重な飛散防止対策を講じた上で、アスベスト(石綿)除去作業を行う必要があります。作業開始の14日前までに労働基準監督署へ届出を行うなどの行政手続きも必要です。この作業はアスベストに関する十分な知識を持った専門家が担当しなければなりません。

不検出だった場合

アスベスト(石綿)分析の結果、アスベスト(石綿)が不検出であった場合(0.1重量パーセント未満の場合を含む)、法的なアスベスト(石綿)除去義務はありません。

  • 対応策:通常の解体・改修工事として進めることが可能ですが、分析した検体以外の箇所にアスベスト(石綿)が使用されていないか、事前調査の報告書と合わせて再度確認することが賢明です。アスベスト(石綿)分析の結果は、工事における安全管理のための重要な資料として、適切に保管することが求められます。

失敗しないアスベスト(石綿)分析業者の選び方

信頼できるアスベスト(石綿)分析業者を選ぶことは、工事の安全性、法令遵守、そして費用の適正化に直結します。以下のポイントを参考に、優良な業者を選びましょう。

  • JIS A 1481に準拠した分析を行っているか:アスベスト(石綿)分析の公定法であるJIS規格に則った分析手法を採用している分析機関を選ぶことが、結果の信頼性を保証します。
  • 特定建築材料分析調査者などの有資格者が在籍しているか:アスベスト(石綿)の分析やサンプリングは専門性が高いため、建築物石綿分析調査者や石綿作業主任者などの資格を持った専門家が在籍しているかを確認することが重要です。
  • 分析の実績と報告書の明瞭さ:過去のアスベスト(石綿)分析の実績が豊富で、分析結果報告書が専門的でありながらも、一般の人にも理解しやすいように明確に記載されている業者を選びましょう。
  • サンプリングから除去まで一貫対応できるか:アスベスト(石綿)が検出された場合も、その後の除去工事まで一貫して対応できる業者であれば、手続きがスムーズに進み、費用や期間のロスを最小限に抑えられます。

アスベスト(石綿)分析に関する実体験エピソード

以前、西日本アスベスト調査センター(NARC)にご依頼いただいたお客様で、築40年を超える倉庫の解体を急いでいる方がいらっしゃいました。お客様は「古い建物なので、アスベスト(石綿)は当然入っているだろう」と考え、分析をせずにすぐに除去工事の見積もりを他社に依頼しようとしていたのです。

私(ブログ担当)が現地調査に立ち会った際、「まずはアスベスト(石綿)分析で、どの建材にどれくらいのアスベスト(石綿)が含まれているかを正確に把握することが、結果的に費用と期間を抑える鍵になります」と丁寧にご説明しました。

お客様は半信半疑でしたが、まずは疑わしい建材数点のアスベスト(石綿)分析(定性分析と定量分析)をご依頼いただきました。分析の結果、驚くべきことに、お客様が最もアスベスト(石綿)が含まれていると予想していた天井材は不検出であり、むしろ予想外の外壁材の一部からのみ0.5重量パーセントのアスベスト(石綿)が検出されたのです。

このアスベスト(石綿)分析の結果があったおかげで、お客様は倉庫全体の天井材を除去するという不要な工事を避け、費用を大幅に節約することができました。また、除去工事が必要な範囲が明確になったため、工期も短縮され、解体計画全体がスムーズに進みました。この経験から、アスベスト(石綿)分析は、単なる義務ではなく、安全とコストを両立させるための戦略的なステップであると、改めて確信しました。

まとめ

この記事では、建物の解体や改修を安全に進めるために不可欠なアスベスト(石綿)分析について、その目的、法的な義務、具体的な手順、費用、そして業者選びのポイントまでを詳しく解説しました。

アスベスト(石綿)分析は、工事の安全性を確保し、法令を遵守するために欠かせない最初のステップです。

正確な分析結果に基づき、適切なアスベスト(石綿)除去計画を立てることが、費用や期間のロスを避けることにも繋がります。

アスベスト(石綿)分析は専門的な知識と技術が必要となります。信頼できる専門業者に相談し、安全かつ適法に解体・改修工事を進めましょう。

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Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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