こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
「アスベスト(石綿)を撤去したいけど、何に注意したらいいのかわからない…」そんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、「アスベスト(石綿) 撤去 注意点」という検索ニーズにお応えし、撤去工事の前・中・後に注意すべきポイントを網羅的に解説します。
「アスベストの危険性」や「よくあるトラブル」「業者選びのコツ」まで、解体・リフォームを検討中の方にとって役立つ内容を詳しくお届けします。
この記事を読むと、アスベスト撤去に関する正しい知識と、安全に進めるための具体的な準備や対応策がわかります。
住宅の解体やリフォームをお考えで「アスベストが心配」「事前に注意点を知っておきたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベスト(石綿)とは?撤去が必要な理由を解説
アスベスト(石綿)は、かつて断熱性・耐火性に優れた建材として多くの建物に使用されていました。
しかし、現在ではその繊維を吸い込むことで「中皮腫」や「肺がん」などの健康被害を引き起こすことが明らかになっています。
特に、アスベストが劣化して空気中に飛散すると、非常に微細な繊維が長期間にわたり人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、建物の解体やリフォーム時には、事前にアスベスト含有の有無を調査し、含まれている場合は適切な手順で撤去しなければなりません。
アスベスト撤去前に確認すべき注意点とは?
アスベスト撤去に入る前には、以下の点をしっかり確認しましょう。
法的な手続きや近隣への配慮を怠ると、トラブルの原因になりかねません。
アスベスト含有建材の事前調査を実施する
建物にアスベストが使用されているかどうかを把握するためには、専門機関による事前調査が必須です。
調査報告書は自治体への届け出や工事計画の立案にも必要になります。調査結果によってレベル1~3の区分が判定され、それに応じた撤去方法が定まります。
市区町村への届け出と法律の遵守
「大気汚染防止法」や「石綿障害予防規則」では、アスベストを含む建材の撤去には自治体への届け出が義務付けられています。
作業開始の14日前までに「届出書」「調査結果」「作業計画書」などの提出が求められ、未提出での作業開始は法令違反となります。
近隣住民への周知と説明を忘れずに
アスベスト撤去は騒音や粉塵の心配もあるため、近隣住民への事前説明が欠かせません。
「何のために」「どんな対策をして」「いつまで行うか」を丁寧に伝えることで、理解と協力を得やすくなります。
アスベスト撤去工事中の注意点と安全対策
作業中に最も重要なのは「飛散防止」と「作業員の安全確保」です。万が一の漏洩を防ぐためにも、下記の対策は徹底しましょう。
養生シートや負圧集じん装置で飛散を防止する
作業エリアは養生シートで密閉し、内部は負圧状態に保ちます。これにより、アスベストが外部に漏れるリスクを抑えられます。
また、作業区域の出入口には粘着マットを設置し、靴裏や資材に付着した繊維が外部に出るのを防ぎます。
作業員の防護装備を徹底する
作業員は、防塵マスク(第2種以上)・保護メガネ・防護服を着用しなければなりません。
安全対策が不十分な場合、作業員がアスベストを吸い込み、後年に深刻な健康被害を受けるリスクがあります。
アスベスト撤去後に行うべき対応とは?
撤去が終わったからといって安心してはいけません。最後の処理までが「安全なアスベスト対応」です。
アスベスト廃棄物は適切に運搬・処理する
アスベスト廃棄物は「特別管理産業廃棄物」に分類され、指定の許可業者により処理場まで運搬・処理する必要があります。
処理過程では「マニフェスト制度」を活用し、廃棄物が適切に処理されたか追跡・記録することが義務付けられています。
作業完了報告書と写真記録の保管
作業後は、除去作業の記録写真や使用資材の証明書、完了報告書をファイリングして保管します。
万が一トラブルになった場合の証拠資料としても有効です。
アスベスト撤去でよくあるトラブルと防止策
アスベスト撤去では、業者のミスや事前調整不足によりトラブルが発生するケースがあります。以下のような点に気をつけましょう。
無許可業者による違法施工
アスベストの撤去には「特定建築物石綿作業主任者」や「特別管理産業廃棄物収集運搬業」などの資格が必要です。
資格のない業者による作業は、違法となり、依頼者側にも責任が及ぶ可能性があります。
見積もりに含まれていない項目による追加費用
見積書に「調査費」「養生費」「産廃処理費」が明確に記載されているか確認しましょう。
不明瞭な見積もりは後々の追加請求につながることもあります。
信頼できるアスベスト撤去業者の選び方
安心して依頼するためには、業者の選定が最も重要です。
許可証・資格の確認は必須
業者に「石綿作業主任者」「石綿含有建材調査者」の資格証、産廃収集運搬許可証などを提示してもらいましょう。
資格や許認可がない業者はトラブルの原因になりやすいため避けるべきです。
地元での実績と口コミをチェック
実際に施工を依頼した方のレビューや、施工実績を確認することで安心感が高まります。
ホームページやGoogleの口コミ評価も参考にしましょう。
まとめ
アスベスト(石綿)撤去は、事前調査から届け出、撤去方法、廃棄物処理、報告書の管理まで、注意すべき点が非常に多くあります。
特に、安全対策や業者選びを間違えると、健康被害や法的トラブルにつながるリスクがあるため、慎重な判断が求められます。
本記事で紹介した注意点をしっかり押さえ、安心・安全なアスベスト撤去を実現してください。
中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター(NARC)の記事を参考にしてくださいね!
西日本アスベスト調査センター(NARC)では、中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でスピード対応のアスベスト調査を皆様に提供しています!!
アスベストのお困りは我々にお任せください!
【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討されている方はこちらから