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こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
「古い建物を解体したいけれど、アスベストが出たらどう処理すればいいのか不安…」という方は多いのではないでしょうか?
今回は、解体時に発生するアスベスト(石綿)廃棄物について、その処理方法や費用、法律で定められている義務、注意点まで詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、アスベスト廃棄物の基礎知識から安全な処理方法、費用感、そして法令上の注意点までしっかり理解することができます。
これから解体やリフォームを予定している方、アスベストに不安がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベスト(石綿)廃棄物とは?
アスベスト(石綿)廃棄物とは、アスベストを含んだ建材などを撤去・解体する際に発生する廃棄物のことです。
たとえば、スレート屋根材、パイプの保温材、石膏ボードの一部など、さまざまな場所に使われていた可能性があります。
アスベスト廃棄物が危険とされる理由
アスベスト繊維は極めて細かく、空気中に飛散すると吸い込まれて肺に刺さりやすい性質があります。
健康被害としては、中皮腫、肺がん、じん肺などの重大な病気を引き起こすおそれがあるため、適正な処理が法律で義務付けられています。
アスベスト廃棄物の処理方法とは?
アスベスト廃棄物は、一般的な廃棄物とは異なる「特別管理産業廃棄物」として扱われ、処理にも厳しいルールがあります。
これに従わないと、飛散や不法投棄などの問題が発生しやすくなります。
正しい梱包・搬出方法
アスベスト廃棄物は、飛散防止のためビニール袋などで密封・二重梱包する必要があります。
袋には「石綿含有廃棄物」などと明確に表示し、飛散リスクを最小限に抑えたうえで、専門の許可業者が搬出します。
処理施設での最終処分
搬出されたアスベスト廃棄物は、特別管理型最終処分場にて埋立処理されます。
通常の埋立地では受け入れ不可のため、必ず指定施設で処理されなければなりません。
アスベスト廃棄物処理の費用と相場
アスベスト廃棄物の処理費用は、含有量や種類、建物の規模によって変動します。
目安としては、1平方メートルあたり1万円〜3万円程度かかる場合もあります。調査費用や届出費用を含めると、総額が高額になることもあります。
費用が高くなる要因
費用が高騰する主な要因は、作業環境の厳しさ(高所作業・密閉空間など)、含有率が高い建材の撤去、防護資材の使用、飛散防止処理の手間、そして処分場までの運搬費用などが挙げられます。
アスベスト廃棄物に関する法律と届出義務
アスベスト廃棄物の処理は「大気汚染防止法」や「廃棄物処理法」などの法律で厳しく規制されています。
処理を行う際は、事前に各自治体へ「石綿除去等作業届出書」などの提出が必要です。
マニフェスト制度の導入
マニフェスト制度とは、アスベスト廃棄物が最終処分されるまでの過程を記録・確認するための制度です。
不適正な処理を防ぐため、排出事業者(施主)が責任を持って確認しなければなりません。
アスベスト廃棄物の処理で注意すべきポイント
アスベスト廃棄物を適正に処理するには、いくつかの重要な注意点があります。
これらを知らないまま依頼すると、違法処理や近隣トラブルの原因になる恐れがあります。
業者選びは「処理実績」と「許可証明」がカギ
アスベスト廃棄物の処理を任せる業者は、「特別管理産業廃棄物処理業」の許可を取得している必要があります。
また、過去の実績やマニフェストの管理状況も確認することが重要です。
飛散対策と近隣への配慮
アスベストの飛散防止措置として、作業前後に散水を行ったり、防塵シートで現場を覆うなどの対応が求められます。
また、近隣住民への事前説明もトラブル防止に有効です。
まとめ
アスベスト(石綿)廃棄物は、一般のごみとは異なり、法律で厳しく管理された「特別管理産業廃棄物」です。
適正に処理するためには、事前調査、届出、正しい梱包・搬出、処理施設での埋立まで、全て専門的な対応が求められます。費用面も踏まえ、信頼できるアスベスト業者に相談することが最も重要です。
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