こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
アスベスト(石綿)はかつて建材や断熱材として広く使用されていたため、現在でもその影響による健康被害が問題視されています。
特に「アスベストの健康被害は何年後に現れるのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アスベストによる健康被害の種類や発症時期、主な症状、リスクを下げるための対策について詳しく解説します。
この記事を読むことで、アスベストの健康被害に関する正しい知識が身につき、必要な対策を講じることができるようになります。
過去にアスベストが使用されている建物に住んでいた方や、アスベスト工事に関わった経験がある方はぜひ最後まで読んでみてください!
アスベストによる健康被害の種類
アスベスト(石綿)に長期間さらされることで、以下のような健康被害が引き起こされる可能性があります。
石綿肺
アスベスト繊維を長期間吸い込むことで肺に繊維が蓄積し、肺の組織が線維化してしまいます。
主な症状:息切れ、咳、胸の痛み |
進行すると肺活量が減少し、呼吸困難に至ることも |
肺がん
アスベストへの長期的な曝露により、肺がんのリスクが高まります。
主な症状:咳や血痰、息切れ、胸痛 |
喫煙者はリスクがさらに高くなる |
悪性中皮腫
胸膜や腹膜、心膜に発生するがんで、アスベスト曝露が原因であることが多いです。
主な症状:胸痛、息切れ、腹部膨満 |
発見が遅れることが多く、治療が難しい |
びまん性胸膜肥厚
胸膜が肥厚してしまい、肺の伸縮が制限されます。
主な症状:息苦しさ、呼吸困難 |
石綿肺と同時に発症することも |
アスベスト健康被害の発症時期
アスベストによる健康被害は、曝露後すぐに現れるわけではなく、長い潜伏期間を経て発症します。
石綿肺の発症時期
曝露後 15~20年 で発症することが多い |
長期間の曝露により、進行が早まることも |
肺がんの発症時期
曝露後 15~40年 で発症するケースが多い |
喫煙者や高濃度の曝露を受けた場合、発症が早まる可能性がある |
悪性中皮腫の発症時期
曝露後 20~50年 で発症 |
非常に長い潜伏期間があるため、予防や早期発見が難しい |
びまん性胸膜肥厚の発症時期
曝露後 10~30年 で発症することが多い |
早期発見が難しいため、症状が出たときには進行している場合が多い |
アスベスト健康被害の主な症状
アスベストによる健康被害は、初期段階では症状が出にくいですが、次第に以下のような症状が現れます。
石綿肺の症状
咳が止まらない 呼吸困難 胸の痛み |
肺がんの症状
咳や血痰 体重減少 息切れ |
悪性中皮腫の症状
胸痛 胸水や腹水が溜まる 呼吸困難 |
アスベスト健康被害の発症リスクを下げる対策
アスベストによる健康被害を防ぐためには、以下の対策が重要です。
▼アスベストの有無を調査する
建築年や構造からアスベスト使用の有無を確認
調査は専門業者に依頼
▼アスベストの除去工事を適切に行う
除去工事は資格を持った専門業者に依頼
飛散防止対策を徹底
▼マスクや保護具を使用する
アスベスト含有が疑われる場所では、必ず防塵マスクを着用
▼禁煙を心がける
喫煙により肺がんのリスクが増大
アスベスト被害が疑われるときの対処法
アスベスト健康被害が疑われる場合は、以下の対応を行いましょう。
健康診断
→ 胸部X線検査やCT検査を受診
石綿健康管理手帳の申請
→ 曝露歴がある場合に取得可能
専門医への相談
→ 呼吸器内科や腫瘍内科の受診
まとめ
アスベストによる健康被害は、長い潜伏期間を経て発症することが特徴です。
石綿肺:約15~20年 肺がん:約15~40年 悪性中皮腫:約20~50年 |
アスベストによる健康被害を防ぐためには、早期の調査や適切な対策が重要です。
中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター(NARC)の記事を参考にしてくださいね!
西日本アスベスト調査センター(NARC)では、中四国エリア【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でスピード対応のアスベスト調査を皆様に提供しています!!
アスベストのお困りは我々にお任せください!
【兵庫含む】(岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知)でのアスベスト調査・除去を検討されている方はこちらから