こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
アスベスト(石綿)は、その耐久性と耐熱性から長年にわたり建築材料として使用されてきました。
しかし、微細な繊維を吸い込むことで肺に蓄積し、肺がんなどの深刻な健康被害を引き起こすことが明らかになっています。
特に建設業や解体業に従事する方は、知らないうちにアスベストに曝露している可能性があります。
この記事では、
アスベスト(石綿)がなぜ危険なのか |
アスベストと肺がんの関係性 |
アスベスト肺がんの症状と診断方法 |
アスベスト肺がんの補償制度や対策 |
「過去にアスベストを扱っていたけど、大丈夫なのか?」と不安に感じる方や、「アスベストの健康被害について詳しく知りたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベスト(石綿)とは? なぜ危険なのか
アスベスト(石綿)は、天然に産出される繊維状の鉱物です。特に、耐熱性・絶縁性・耐久性に優れているため、建築材料や断熱材として広く使用されていました。しかし、アスベストの繊維は非常に細かく、肉眼では見えないため、知らないうちに吸い込んでしまうリスクがあります。
アスベストの危険性
アスベストを吸い込むと、肺に蓄積して炎症を引き起こし、数十年後に肺がんを発症する可能性があります。
特に、以下の環境ではアスベストに曝露するリスクが高まります。
1970~1990年代に建てられた建物の解体・改修工事 |
アスベストを含む断熱材や天井材の撤去作業 |
アスベストを扱う工場での作業経験 |
アスベスト(石綿)と肺がんの関係
アスベストに長期間曝露すると、肺の組織が損傷し、慢性的な炎症を引き起こします。この影響で、肺がんや中皮腫などの重篤な疾患を発症するリスクが高くなります。
アスベストによる肺がん発症のメカニズム
アスベストの微粒子を吸い込む |
肺に蓄積し、炎症を起こす |
長期間にわたり細胞がダメージを受ける |
遺伝子変異が生じ、がん化する |
特に、喫煙者はアスベストによる肺がんのリスクが5倍以上に高まると報告されています。
アスベスト肺がんの症状と診断方法
アスベスト肺がんは、潜伏期間が20〜50年と非常に長いため、発症した時にはすでに進行していることが多いです。
アスベスト肺がんの主な症状
慢性的な咳 |
息切れや呼吸困難 |
胸の痛み |
血痰(血の混じった痰が出る) |
体重減少や疲労感 |
アスベスト肺がんの診断方法
肺がんを早期に発見するためには、定期的な健康診断が重要です。
以下の検査が行われます。
胸部X線検査 | 肺の異常をチェック |
CT検査 | 詳細な画像でがんの有無を確認 |
喀痰(かくたん)検査 | 痰の中の異常細胞を分析 |
アスベスト(石綿)肺がんの潜伏期間と発症リスク
アスベスト肺がんは、曝露してから20〜50年後に発症するケースが多いです。
特に、以下のような人は発症リスクが高くなります。
アスベストを扱う仕事をしていた人(解体業・建築業など) |
喫煙者(アスベストの影響が増幅される) |
過去にアスベスト工場周辺で生活していた人 |
アスベスト(石綿)肺がんの予防と対策
1. アスベストの危険性を事前に把握する
建物の解体や改修を行う際は、アスベスト含有の有無を事前調査することが必須です。
2. 防護対策を徹底する
作業中は、以下の対策を実施しましょう。
防塵マスク(国家検定合格品)を着用 |
防護服・ゴーグルの着用 |
作業後はシャワーを浴び、衣類を専用の場所で処理 |
アスベスト(石綿)肺がんの補償と救済制度
アスベストによる肺がんは、労災認定や健康被害救済制度の対象となります。
1. 石綿健康被害救済制度
労災認定を受けていない被害者にも適用 |
医療費や療養手当が支給される |
2. 労災補償制度
職業性アスベスト曝露が原因の肺がんは労災認定の対象 |
遺族補償や療養補償を受けられる |
まとめ
アスベスト(石綿)による肺がんは、長い潜伏期間を経て発症するため、予防と早期発見が重要です。
特に、建築業や解体業に従事している方は、アスベスト曝露のリスクを理解し、適切な対策を講じることが求められます。
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