こんにちは！中四国でアスベスト（石綿）調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター（NARC）のブログ担当です。

アスベスト（石綿）は、その優れた耐火性や断熱性から建築資材として広く使用されていました。

しかし、アスベストが健康に及ぼす深刻なリスクが判明し、現在では使用が禁止されています。

それでも、過去に建てられた建物や古い建材にアスベストが含まれているケースが多く、解体やリフォーム時に飛散してしまうリスクがあります。

この記事では、アスベストが健康に及ぼすリスクや具体的な症状、健康リスクを防ぐ方法、除去費用の相場、補償制度などを詳しく解説します。

「アスベストが健康に悪いと聞いたけど、実際にどのような症状が出るのか知りたい」「アスベストの除去を考えているけど、費用がどれくらいかかるのか不安」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください！

アスベストとは？

アスベスト（石綿）は、天然に存在する繊維状の鉱物で、以下のような特性を持っています。

耐熱性

耐薬品性

断熱性

防音性

これらの特性により、アスベストは建築資材や断熱材として1950年代から1990年代にかけて広く使用されました。

特に以下のような場所で使われていました。

建物の屋根（スレート）

壁材や床材

ボイラーや煙突の断熱材

自動車のブレーキパッド

しかし、アスベストの繊維は非常に細かく、空気中に飛散しやすい特性があります。

これを吸い込むことで、重大な健康リスクを引き起こします。

アスベストが健康に及ぼすリスク

アスベストが健康に悪影響を与える理由

アスベストは非常に細い繊維状の構造を持ち、空気中に飛散しやすい特性があります。

これを吸い込むと、肺や胸膜に付着してしまいます。

この繊維は体内で分解・排出されにくいため、長期間にわたって健康に悪影響を及ぼします。

アスベストの繊維は人体に強い刺激を与え、慢性的な炎症を引き起こす

数十年後に健康被害として症状が現れることがある

アスベスト曝露量や体質によって、健康被害の発症リスクが異なる

アスベストによる主な疾患と症状

肺がん

アスベストを吸引すると、肺に蓄積され、肺がんを引き起こす可能性があります。

喫煙者の場合、肺がんリスクが20倍以上になると報告されている

初期症状は「せき」「息切れ」などが多い – 進行すると呼吸困難や胸痛が現れる

中皮腫

中皮腫は、肺を覆う胸膜や腹膜に発生するがんの一種です。

アスベスト曝露が主な原因とされている

進行が早く、診断から数年で死亡するケースも多い

初期段階では無症状のことが多い

石綿肺

アスベスト繊維が肺に蓄積し、炎症や瘢痕（はんこん）を引き起こす疾患です。

-呼吸困難や咳が慢性化

酸素吸入が必要になるケースもある

アスベストの健康リスクを防ぐ方法

アスベストを含む建材の調査

アスベスト含有建材を専門業者が調査

飛散リスクがある箇所を特定

アスベスト除去工事

湿式工法で繊維の飛散を最小限に抑える

作業員は防護服・マスクを装備

飛散防止シートを設置

アスベスト除去工事の流れと費用相場

アスベスト除去工事の流れ

1. 事前調査

2. 養生作業

3. 除去作業

4. 清掃・廃棄物処理

アスベスト除去費用の相場

一般住宅（30㎡程度） → 約20万円〜50万円

ビル・工場 → 約100万円〜300万円

アスベストによる健康被害への補償制度

労災補償：作業員や建設業者向け

環境省の補助制度：解体費用や処理費用の一部を負担

まとめ

アスベストは深刻な健康リスクをもたらす可能性があります。肺がんや中皮腫といった重大な疾患を引き起こすため、早期の調査・除去が重要です。

アスベスト除去には一定の費用がかかりますが、補助金や労災補償が利用できるケースもあります。

中四国エリア【兵庫含む】（岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知）でのアスベスト調査・除去を検討している方は、迅速な対応で選ばれている西日本アスベスト調査センター（NARC）の記事を参考にしてくださいね！

西日本アスベスト調査センター（NARC）では、中四国エリア【兵庫含む】でスピード対応のアスベスト調査を皆様に提供しています！アスベストのお困りは我々にお任せください！

【兵庫含む】（岡山・広島・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知）でのアスベスト調査・除去を検討されている方はこちらから