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アスベスト対策マスク完全ガイド|防護服との組み合わせから注意点まで

こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。

「アスベスト除去作業を自分でおこないたいけれど、どのマスクを選べばいいんだろう?」「普通のマスクではダメなのかな?」そうお考えではないでしょうか。

アスベストは目に見えないほど小さな繊維で、肺に入ると健康被害を引き起こすため、マスク選びは命に関わる重要なことです。

この記事では、アスベスト除去作業でなぜ専用のマスクが必要なのか、そして作業レベルに合わせたマスクの選び方について、詳しく解説します。

この記事を最後まで読んでいただければ、アスベスト除去マスクに関する疑問がすべて解決し、安全に作業を進めるための知識が身につきます。

この記事は、ご自身でアスベスト除去作業を検討している方、すでに作業を始めているけれどマスクの安全性に不安がある方、そして適切なマスクを探しているすべての方に読んでいただきたいです。

一般的なマスクがアスベストに無効な3つの理由

アスベストは「静かな時限爆弾」とも呼ばれており、その繊維の危険性から厳重な取り扱いが求められています。

しかし、多くの方が「家にあるマスクで大丈夫だろう」と安易に考えてしまいがちです。

ここでは、なぜ一般的なマスクではアスベストの危険から身を守れないのか、その具体的な理由を3つお伝えします。

アスベストの繊維は非常に細かく、肉眼では見えません。

その太さは髪の毛の約5000分の1、直径はわずか0.02〜0.08マイクロメートルと言われています。

このような小さな繊維を、フィルターの目が粗い一般的なマスクで防ぐことは不可能です。

フィルターの性能が低すぎる

一般的なマスク、特に不織布マスクは、主に飛沫や花粉といった比較的大きな粒子をブロックする目的で作られています。

そのため、フィルターの隙間がアスベストの繊維よりもはるかに大きく、アスベストの微細な繊維を吸い込んでしまうリスクがあります。

一般的なマスクのフィルター捕集効率は、アスベストのような微細な粒子に対応する設計になっていません。

例えば、花粉用マスクの捕集効率は粒子サイズが約30マイクロメートル以上を想定しており、これではアスベスト繊維を防ぐことはできません。

マスクと顔の間に隙間ができる

マスクの密着性も重要なポイントです。

一般的なマスクは、顔の形に合わせてぴったりとフィットするように作られていません。

そのため、鼻や頬、顎の周りに隙間ができてしまい、その隙間からアスベストの繊維が侵入する可能性があります。どんなに高性能なフィルターが付いていても、マスクと顔の間に隙間があれば、その効果はほとんどなくなってしまいます。

私が現場で経験したことですが、以前、解体作業で簡易的なマスクを使っている作業員の方がいました。

作業後にマスクを外すと、鼻の下や顎にうっすらと粉塵が付着しており、密着性の重要性を痛感しました。

長時間の使用に耐えられない

アスベスト除去作業は、数十分で終わるものではありません。

多くの場合、数時間から数日にわたって作業がおこなわれます。

一般的なマスクは、長時間にわたる使用や、高濃度の粉塵環境下での使用を想定していません。

そのため、フィルターがすぐに目詰まりを起こして呼吸が苦しくなったり、マスクの形状が崩れて密着性が失われたりすることがあります。

このような状態では、アスベストの危険から身を守ることはできません。

アスベスト除去作業用マスクの種類

アスベスト除去作業には、専用の防じんマスクが必要です。

防じんマスクは、その構造や性能によっていくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を理解することで、作業内容に合った適切なマスクを選ぶことができます。

使い捨て式(DS)と取替え式(RL)

防じんマスクは、大きく「使い捨て式(DS)」と「取替え式(RL)」に分けられます。

使い捨て式マスクは、フィルターとマスク本体が一体となっており、一度使用したら廃棄します。

手軽で衛生的ですが、コストがかかります。

一方で、取替え式マスクは、フィルターが交換できるタイプで、本体を繰り返し使用できます。

初期費用はかかりますが、ランニングコストは抑えられます。

国家検定合格品のマークとランク

アスベスト除去に使えるマスクには、厚生労働省の「国家検定合格品」というマークが付いています。このマークがないマスクは、アスベスト作業には使用できません。さらに、このマークには**「DS1、DS2、DS3」「RL1、RL2、RL3」**といった性能ランクが記載されています。

DS1、DS2、DS3は使い捨て式マスクの性能を表し、数字が大きくなるほど捕集効率が高くなります。

  • DS1: 粒子の捕集効率が80%以上。比較的発じん量が少ない作業に適しています。
  • DS2: 粒子の捕集効率が95%以上。多くの発じんを伴う一般的なアスベスト作業に使用されます。
  • DS3: 粒子の捕集効率が99.9%以上。最も高い性能を持ち、高濃度の粉じん環境下で使用されます。

RL1、RL2、RL3は取替え式マスクの性能を表します。

  • RL1: 粒子の捕集効率が80%以上。
  • RL2: 粒子の捕集効率が95%以上。
  • RL3: 粒子の捕集効率が99.9%以上。

これら性能ランクは、アスベストの飛散レベルに応じて適切なものを選択する必要があります。

適切なアスベスト除去マスクの選び方

アスベストの飛散量は、作業の種類や建材によって異なります。安全に作業を進めるためには、作業レベルに合わせたマスクの選び方を知っておくことが非常に重要です。

作業レベルに合わせたマスクの選び方

アスベストの作業レベルは、その飛散リスクによって3段階に分けられます。

レベル1:最も発じん量が多い作業

主に、石綿吹き付け材の除去作業を指します。この作業では、非常に高濃度のアスベストが飛散するため、最も高い性能のマスクが必要です。

  • 推奨マスク: RL3またはDS3のマスク、または電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)

レベル2:比較的発じん量が多い作業

保温材耐火被覆板など、発じん量が多い建材の除去作業が該当します。

  • 推奨マスク: RL2またはDS2のマスク

レベル3:比較的発じん量が少ない作業

石綿セメント板ビニル床タイルなど、飛散リスクが低い建材の切断や除去作業を指します。

  • 推奨マスク: RL1またはDS1のマスク

それぞれの作業レベルを正確に把握し、それに合ったマスクを選ぶことで、アスベストによる健康被害を未然に防ぐことができます。

マスクの正しい使い方と注意点|フィットテストで安全性を確保

アスベスト除去マスクは、ただ装着するだけでは十分な効果を発揮しません。マスクの効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方注意点を守ることが不可欠です。

マスクの正しい装着方法と注意点

正しいマスクの装着方法をマスターすることで、マスクと顔の間に隙間ができないようにすることができます。

1. フィットテストで密着性を確認

フィットテストとは、マスクが顔にぴったりと密着しているかを確認する作業です。

  • まず、マスクを顔に当てて、ノーズクリップを鼻の形に合わせます。
  • 次に、マスク全体を顔に密着させ、両手でマスクを覆います。
  • 最後に、大きく息を吸ったり吐いたりして、マスクの内側と外側で空気が漏れていないかを確認します。少しでも空気が漏れる場合は、位置を調整し、再度テストをおこないます。

2. 定期的なフィルター交換

取替え式マスクを使用する場合は、フィルターの交換を怠らないことが重要です。フィルターが目詰まりすると、呼吸がしづらくなるだけでなく、捕集性能が低下してしまいます。メーカーが推奨する交換時期や、呼吸が苦しくなったと感じた時点で速やかに交換しましょう。

3. 使用後の保管方法

アスベスト除去作業を終えた後のマスクの取り扱いにも注意が必要です。使い捨て式マスクは、作業場所から持ち出さずに密閉袋に入れて廃棄します。取替え式マスクは、フィルターを交換し、本体を清掃してから、埃や汚れが付着しないように保管します。

まとめ

今回は、アスベスト除去マスクの重要性から、その種類、選び方、正しい使い方について解説しました。アスベストは目に見えない危険な物質であり、正しい知識と適切な装備がなければ、健康被害を受けるリスクがあります。アスベストの繊維は非常に細かく、一般的なマスクでは防げません。作業レベルに合わせた国家検定合格品の防じんマスクを選び、フィットテストを必ずおこなうことが、ご自身の命と健康を守るための第一歩です。

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Writer この記事を書いた人

西日本アスベスト調査センター(NARC)

1988年設立の当センターは、岡山を拠点に中四国エリアでアスベスト調査・除去を専門としています。豊富な経験と専門知識を持つチームで、安全かつ迅速なサービスを提供。このブログではアスベストに関する重要な情報や安全対策を発信していきます。

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