こんにちは!中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
「もしかして、うちの家の天井にもアスベスト(石綿)が使われているのでは?」と不安に思っていませんか?
特に古い建物にお住まいの場合、天井にアスベスト(石綿)が使われている可能性はゼロではありません。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するため、アスベスト(石綿)天井の見分け方から、もし見つかった場合の正しい対処法、そして安心して除去を依頼できる業者選びのポイントまで、専門家が分かりやすく解説します。
この記事を読むと、ご自身の家のアスベスト(石綿)天井リスクを判断する方法が分かり、正しい知識を持って冷静に対処できるようになります。
この記事は、自宅の天井がアスベスト(石綿)ではないかと心配している方、建物の解体やリフォームを検討している方、
そしてアスベスト(石綿)に関する正確な情報を求めている方に読んでいただきたい内容です。
アスベスト?天井の石綿をセルフチェックする方法
ご自宅の天井がアスベスト(石綿)天井ではないか、心配されている方も多いでしょう。
天井材に使われているアスベスト(石綿)は、見た目だけで判断するのは非常に難しいですが、いくつかの特徴から疑わしいかどうかをセルフチェックする方法があります。
専門家として、私がこれまで数多くのアスベスト調査をしてきた経験からお伝えします。
自宅の天井をじっくり観察し、以下のポイントをチェックしてみてください。
アスベスト含有建材の3つの種類と年代別の特徴
アスベスト(石綿)含有建材は、主に「吹付け材」「保温材」「成形板」の3種類に分けられます。
アスベスト(石綿)天井の場合、天井に吹付けられたアスベストが最も危険とされています。
吹付けアスベストは、1950年代から1980年代後半にかけて、特に防火や断熱の目的で使われていました。フワフワとした綿のような見た目で、経年劣化により粉じんが飛散しやすいのが特徴です。
天井だけでなく、ボイラー室や駐車場の天井にも使われていることが多いです。
私が初めて現場でアスベスト(石綿)天井を見たとき、その独特の質感に驚いたことを覚えています。
一方、成形板は、比較的固く、天井板や軒裏に使われています。
こちらは、飛散リスクが低いとされていますが、経年劣化や衝撃によっても繊維が飛散する可能性があります。
専門家によるアスベスト診断の重要性
天井が**アスベスト(石綿)ではないかと疑わしい場合、まずは専門家による診断が最も重要です。
私たちが現場に伺うと、まず目視で天井材の種類や劣化状況を確認します。
その後、必要に応じてサンプルを採取し、専門の分析機関でアスベスト(石綿)の有無や種類を特定します。この診断には、アスベストに関する専門知識と経験が不可欠です。自己判断で建材を触ったり、取り外したりすることは絶対に避けてください。
2005年に私は、DIYで天井を剥がそうとしたお客様から相談を受けたことがありました。
その時、飛散したアスベスト(石綿)繊維がすでに部屋中に広がっていたため、非常に危険な状態でした。
大気汚染防止法にも関わる問題であり、専門家による診断と適切な対策が不可欠です。
除去・対策:解決策の提示
アスベスト(石綿)天井の存在が明らかになった場合、放置することは非常に危険です。
特に、劣化が進んでいる場合や、リフォーム、解体工事を予定している場合は、アスベスト(石綿)の飛散を防ぐための適切な対策が必要です。
正しい知識を持って、安全な方法で対処することが重要です。
アスベスト天井の安全な除去工事とは?費用と流れを解説
アスベスト(石綿)天井の除去工事は、専門の知識と技術を持つ業者が、厳格な手順に沿って実施します。
まず、工事エリアを完全に隔離し、アスベスト(石綿)の飛散を防ぐための養生を徹底します。
次に、負圧除じん機を使用して、室内の空気を清浄に保ちながら、専用の薬剤を散布してアスベスト(石綿)繊維の飛散を抑制します。
その後、天井材を慎重に剥がし、特別管理産業廃棄物として適切に処理します。
この一連の作業は、大気汚染防止法や労働安全衛生法などの法律に基づき、安全に配慮しながら進められます。
当社のスタッフは、こうした一連の作業を熟練の技術と知識で丁寧に行っています。あるお客様の家では、非常に古い天井のアスベスト(石綿)を慎重に剥がす作業が続きました。
少しの振動で飛散する可能性があるため、スタッフ全員が細心の注意を払って作業を進め、無事に除去を完了させることができました。
DIYは絶対にNG!危険な理由と専門業者に依頼すべき理由
アスベスト(石綿)の除去をDIYで試みることは、絶対に避けてください。
アスベスト(石綿)繊維は非常に細かく、肉眼では見えないため、一度飛散すると室内に広がり、吸引してしまうリスクが非常に高いからです。
飛散したアスベスト(石綿)繊維は、肺の奥深くに留まり、健康被害を引き起こす可能性があります。また、大気汚染防止法により、アスベスト(石綿)の飛散防止が義務付けられており、無許可での除去は法律違反となる場合もあります。
専門業者は、適切な保護具を着用し、飛散防止策を徹底して作業を行います。
そして、除去後のアスベスト(石綿)を、法律に則って適切に処分することができます。あるとき、趣味でリフォームをしていた方が、天井材を剥がした後に体調を崩し、私たちの元へ相談に来られました。
その時、私たちが行ったのは、飛散したアスベスト(石綿)の清掃と適切な処置でした。
彼のように、安易に作業を進めてしまうと、取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。
費用と補助金:金銭的な不安の解消
アスベスト(石綿)天井の除去費用について、漠然とした不安を感じている方も多いでしょう。
費用は建物の種類やアスベスト(石綿)の使用量、そして工事の難易度によって大きく変動しますが、決して安価なものではありません。
しかし、多くの自治体でアスベスト(石綿)除去を支援するための補助金や助成金制度が用意されています。
アスベスト天井の除去にかかる費用相場と内訳
アスベスト(石綿)除去費用は、1平方メートルあたり数千円から数万円と、幅があります。
費用の内訳には、作業員の労務費、アスベストの処分費用、養生費用、そして分析費用などが含まれます。
また、工事の規模や、足場の設置が必要かどうかも費用に影響します。私たちは、お客様からのお問い合わせに対し、まず無料でお見積りを提出し、費用の詳細を分かりやすく説明しています。
あるお客様から、他社と比べて見積もりが高額だと指摘されたことがありました。
詳しくお話を伺うと、その他社はアスベスト(石綿)の処分費用や、万が一の事故に備えた保険費用を計上していませんでした。
私たちは、お客様に安心していただけるよう、すべての費用を明確に提示し、安全な工事を第一に考えています。
知っておくべき!アスベスト除去工事の補助金・助成金制度
多くの地方自治体では、アスベスト(石綿)含有建材の調査や除去工事に対して、補助金や助成金制度を設けています。
これらの制度を利用することで、工事費用の負担を大幅に軽減できます。
補助金制度の有無や条件は、お住まいの地域によって異なりますので、まずは各自治体のホームページや窓口で確認することをお勧めします。
申請には期限や書類が必要になることが多いので、早めに情報を収集することが大切です。
私たちは、お客様がこうした制度を円滑に利用できるよう、情報提供や申請書類の作成サポートも行っています。
実際に、補助金制度を利用したお客様は、「思っていたよりも費用が抑えられて助かった」と喜んでいました。
業者選び:信頼できる専門家の選び方
アスベスト(石綿)天井の除去は、専門的な知識と経験、そして法令を遵守する誠実さが求められます。
信頼できる業者を選ぶことが、安全な工事と費用を抑えるために最も重要です。
信頼できるアスベスト除去業者を見つける5つのポイント
アスベスト除去の許可や実績があるか。都道府県知事の許可や、労働安全衛生法に基づく資格を持っているか確認しましょう。
- 見積もりが明確で、内訳がきちんと説明されているか。工事内容や費用に不明瞭な点がないか確認してください。
- 顧客対応が丁寧で、質問に誠実に答えてくれるか。不安な点や疑問を気軽に相談できる業者を選びましょう。
- 契約前に、工事内容や安全対策について詳細な説明があるか。どのような手順で工事を進めるのか、具体的な説明があるか確認してください。
- 除去後のアスベストの処理方法を明確に示しているか。適正な方法で廃棄してくれるかどうかも、信頼できる業者を選ぶ重要なポイントです。 あるお客様は、相場よりも安い業者に依頼しようとしていましたが、私たちは上記のポイントを丁寧に説明し、最終的に私どもに依頼してくれました。そのお客様は、工事が完了した際、「安心して任せることができた」と感謝の言葉をいただきました。
まとめ
今回は、アスベスト(石綿)天井に関する不安を解消するため、見分け方から除去方法、費用、そして信頼できる業者の選び方まで詳しく解説しました。
アスベスト(石綿)は目に見えない危険な物質であり、正しい知識と専門家による適切な対処が不可欠です。
ご自宅の天井がアスベストではないかと少しでも心配になった場合は、自己判断せず、必ず専門家にご相談ください。
早期に発見し、適切な処置を行うことで、ご家族の健康と安全を守ることができます。
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