こんにちは!
中四国でアスベスト(石綿)調査・除去工事をおこなっています西日本アスベスト調査センター(NARC)のブログ担当です。
この記事では、古い家に潜む「アスベスト(石綿)のリスク」について詳しく解説します。
昭和時代に建てられた住宅に多く使用されていたアスベストですが、現在ではその健康被害が問題視されています。
このブログを読むと、アスベストの基礎知識や健康リスク、調査や除去方法について学べます。
特に、古い家にお住まいの方やこれから解体・リフォームを予定している方には、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です!
古い家に潜むアスベスト(石綿)のリスクとは?
古い住宅には、建材としてアスベスト(石綿)が使用されている可能性があります。
アスベストは耐熱性や断熱性に優れていることから、昭和50年代頃まで広く使用されていました。
しかし、その繊維が空気中に飛散し、吸い込むことで健康被害を引き起こすことが判明し、現在では使用が禁止されています。
古い家に住む方や解体・リフォームを考えている方は、アスベストが潜むリスクを理解し、安全対策を講じることが重要です。
アスベスト(石綿)とは
アスベストの特徴
アスベストは、鉱物繊維の一種で、非常に細かく、肉眼で確認できない繊維が特徴です。
耐熱性、断熱性、耐久性が高く、建材として優れた性質を持っていました。
アスベストが使用されていた建材
アスベストは、以下のような建材に使用されていました:
吹き付け材(断熱・防音用) |
波型スレート(屋根材) |
石膏ボード |
配管の断熱材 |
古い家におけるアスベストのリスク
古い住宅には、以下の場所でアスベストが使用されている可能性があります:
天井や壁の吹き付け材 |
屋根のスレート材 |
床材や接着剤 これらの建材が劣化すると、アスベスト繊維が飛散しやすくなります。そのため、古い家に住む場合や解体作業時には、アスベスト調査を実施することが推奨されます。 |
アスベストによる健康被害
アスベスト繊維を吸い込むと、以下のような健康被害を引き起こす可能性があります:
中皮腫 | 胸膜や腹膜に発生するがん。 |
肺がん | 長期的なアスベスト曝露による発症。 |
アスベスト肺 | 肺が繊維化し、呼吸困難を引き起こす。 |
これらの症状は、長期間の曝露後に発症することが多く、特に危険です。
古い家でのアスベスト調査方法
専門業者による調査
アスベストの有無を確認するには、専門業者による調査が必要です。
調査は、建材のサンプルを採取し、分析を行うことで実施されます。
費用は数万円程度が一般的です。
DIY調査のリスク
アスベストを含む建材に直接触れることは非常に危険です。DIYでの調査は避け、必ず専門業者に依頼しましょう。
アスベストの安全な処理方法
アスベストを含む建材を処理するには、以下の手順が必要です:
専門業者による除去 | 防護服や専用機材を使用し、安全に作業を行います |
行政への届出 | アスベスト除去作業は法律で規定されており、事前の届出が必要です。 |
適切な廃棄 | 除去したアスベストは、専用の処理場で適切に廃棄します。 |
古い家に住む際の注意点
古い家に住む場合、以下の点に注意しましょう:
定期的に建材の状態を確認する。 |
劣化が進んでいる場合は、専門業者に相談する。 |
解体やリフォームを行う際には、事前にアスベスト調査を実施する。 |
まとめ
この記事では、古い家に潜むアスベスト(石綿)のリスクについて詳しく解説しました。
アスベストの基礎知識から健康被害、調査・処理方法までを知ることで、安心して生活するための第一歩を踏み出すことができます。
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